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(無題)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 8月19日(日)08時03分46秒
編集済
  武術とは全く縁の無い某雑誌が「護身」の特集をやっていたので買ってみた。(ビニール袋で梱包されていたので立ち読みが出来なかった為)

特集記事の内容は主として護身グッズの紹介と解説。それと、数ページにわたってベトナム武術「ボビナム」の技法がいくつか写真解説されていた。

この雑誌を発行している出版社からは、有害図書に指定されるアブナイ本が多数出版されている。
それらの本の中身を見ると、
①10000ルーメンの閃光を発する回路や
②照射された光で相手が気持ち悪くなるLED回路(ポケモンで話題になった光の点滅の再現)や
③心霊現象を誘発させる装置(ヒトの耳に聞こえない低周波を照射すると精神的に不安になる)等、電子工作初心者でも簡単に制作出来る内容が紹介されていた。
(更に危険な反社会的内容のものが多数紹介されているが、ここでは紹介しない)

武術も科学も、要は、遣うヒトの心掛け次第。悪用すれば社会にとっては有害。

武術の技の中には「誰でも簡単に出来て効果絶大」なモノもあるが、この様な技は悪用された時の事を考慮して公開を控えた方が良いかも知れない。

 

動物行動学とアマスポーツ不祥事

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 8月 7日(火)16時04分14秒
  日大アメフト部の不祥事もアマチュアボクシング協会の不祥事も、問題の本質は「体育会系」的体質にある。

「体育会系」と云うのは、絶対的上下関係を全てに優先させる人たちの集まり。
正義よりも規則よりも上からの命令に従う事が「体育会系」的には正しいらしい。

ヤクザの世界やスポーツの世界には、好戦的な人達が集まる。放っておけばケンカが始まる。
しかし、集団内に強固な上下関係が確立されていれば、争いは起こらない。

つまり、「体育会系」的上下関係と云うのは、好戦的集団内での争いを未然に防ぐ為の知恵であるともいえる。

一方、文化部等、好戦的ではない人たちの集まりでは、強固な序列は形成されない傾向にある。

世間には、自身が「体育会系」である事を誇らしげにアピールする人たちがいるが、「非体育会系」の人達から見ると、鬱陶しい事この上ない。

ちなみに、私自身は「非体育会系」というよりも「反体育会系」です。


 

目付け

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月28日(土)10時29分59秒
  『マジックにだまされるのはなぜか 「注意」の認知心理学』熊田孝恒著によれば、・・・

①「注意のスポットライト」は一点しか照らせない
つまり、敵と対峙した時に、敵の右手と左手の二か所同時に注意力を向ける事は出来ない。

敵の身体の中心を見る事で両手両足全てを視界に入れる事は可能だけれども、
②「注意のスポットライト」は中心を明るく照らすが、周辺は暗い。
ゆえに、敵の両手両足の個々の動きに対応するよりは、先ず、敵との間合いを調整する事に意識を集中した方が賢明だろう。

③「注意のスポットライト」は動くモノに向けられる。ゆえに、敵のフェイントにはくれぐれも引っ掛からない様に留意しなくてはならない。
④「注意のスポットライト」は意識した方向に向けられる。「音」に意識を囚われれば、「見ているモノ」から注意が逸れる。
その様な状況下では、視界に入る景色を「見ているけれども見えていない」。

ヒトの注意力の性質を十分に認識しておけば、敵の動きにより良く対処出来る。

「注意のスポットライト」①~④ 「どれも常識的な内容で、誰でも知っているよ」と言うアナタに質問。
アナタはマジシャンのミスディレクション(誤認誘導)に引っ掛けられずに、常に、マジックのトリックを見破る事が出来ますか?

 

武器捕りで大事なのは技やスピードよりもタイミング 2

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月22日(日)15時36分58秒
編集済
  武器を突きつけている敵は、「武器を持っている自身の手」や「武器を向けている相手の腹」に注意を注いでいるワケではない。

相手が逃げたり反撃してきたりした時に(手に持っている武器で)素早く対処出来る様、相手の身体全体に注意を行き渡らせている。

だから、武器を持って脅して来る敵に対しては、こちらの身体から注意を逸らせばよい。

ミスディレクションを使えば、それが可能となる。例えば・・・

①敵の背後に視線を送る。(あたかも仲間が助けに来たかの様に誤認させる為)不安になった敵の注意力は自身の背後に向けられ、一瞬の隙が出来る。

②右手の指を鳴らす。敵の注意は、一瞬、音がした方に向けられる。その刹那、左手や両足で敵に反撃。

以下、省略


 

武器捕りで大事なのは技やスピードよりもタイミング 1

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月22日(日)15時33分20秒
編集済
  自身の腹に短刀や拳銃を押し付けられた状態で、それらの武器を敵から奪う事は極めて困難である。

武器捕の際に肝要なのは、先ず「敵が反応出来ない瞬間を狙う」事。

動作と呼吸は連動する。「動こう」と決意した刹那に息を吸って止め、息を吐きながら「動く」。
ゆえに、こちらが動いても、息を吸っている最中の敵は反応出来ない。
だから、狙い目は「敵が息を吐き切った瞬間」。

それでは、どの様にして敵の呼吸を読むのか?

武器を持ったままこちらに注意力を集中している敵の呼吸は、完全にこちらの呼吸と同調する。ゆえに、自身が息を吸い込むタイミングで仕掛ければ良い。

武器を突きつけられた状態で、敵との会話が成立しているのであれば、「自分が話終わった瞬間」に仕掛ければ良い。
自身が話を終えた瞬間、今度は敵が「息を吸ってから」話をしようとするからだ。






 

「認知」を操る ②

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月21日(土)07時14分53秒
  如何にして敵の認知をすり抜け、不可思議な達人技を成立させるか?参考となる書籍を2冊入手した。

●『ファイブ・ポインツ』ホアン・タマリッツ著

「如何にして観客の注意を特定の場所に引き付け、如何にして観客の注意を特定の場所から逸らすか?」
と云うテーマの本。
視線の使い方、手の使い方、足の使い方等、5つのポイントを豊富なイラストで解説している。

●『マジックにだまされるのはなぜか 「注意」の認知心理学』熊田孝恒著

人の注意力や認知力のメカニズムについて、「半側空間無視」等に言及しながら解説している、非常に興味深い内容の本。

興味のある方は、ご一読をお薦め致します。武術研究以外にも、人生の様々な局面で応用可能な知恵のヒントが得られることでしょう。



 

「認知」を操る ①

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月21日(土)06時51分44秒
編集済
  あるエピソード。

マジシャンのショーが終盤に差し掛かった時、突然、観客の一人が叫んだ。
「(マジシャンの着ていた)上着が消えている!」
一人の観客の驚嘆は、やがて、全ての客席へと波及していった。

実は、これ、マジックではありません。次々とマジックを披露していたマジシャンが、ステージが熱くなって来たので、演技をやりながら途中で上着を脱いだだけ、なのです。
マジシャンの演技に集中していた観客が、その事に気付かなかっただけ。

「熱いので上着を脱ぐ」と云うのは、自然の行為であり、わざとらしいモノではなかった為、観客の認知をすり抜けてしまったのでしょう。
ヒトは「当たり前のモノ」「自然なコト」に対して違和感を感じない為、注意を向けない。結果、それを見落としてしまう。

相手に悟られず手首にはめている腕時計を掏り盗る技をDVDで観た事があるが、掏り盗る側の手先の素早さや器用さよりも、肝心なのは「如何に相手の注意を逸らすか?」という、心理操作の技法なのだろう。

マジックと武術に何の共通点があるの?と思われる方もいるかも知れないけれど、武術の世界にも、
「気がついたら地面に倒されていた」
「いつ、どうやって投げられたのかわからない」
「知らないうちに斬られていた」
「服を脱ぐと、身に覚えの無い場所に青アザが出来ていた」
「突然、相手が消えた」等々のエピソードはある。
 

NZT-48

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月13日(金)19時18分32秒
  海外ドラマ「リミットレス」。
主人公が「NZT-48」と云うスマートドラッグを服用して脳機能を100%開放し、天才的頭脳で様々な難事件を解決していく、と云うもの。

人間の脳機能を向上させるとされるスマートドラッグが、実際に存在するかと云うと存在する。但し、その効能が本当にスゴいモノなのか、と云うと疑問符が付くけれども・・・。
たしか、かの天才ホーキング博士も「コグニ???」(←名前忘れた)とかいうスマートドラッグを推奨していたらしい。
ホーキング博士の天才的頭脳が薬によるモノだとは思わないけれど、危険が無ければ個人輸入で入手して試してみたい気もする。
(果たしてホーキング博士が推奨しているほどの効果は得れれるのか?)

スマートドラッグではないけれど、イチョウ葉エキスのサプリは日本のドラッグストアで購入出来る。
イチョウ葉エキスには脳の血流を促進する効能が有るそうだけれども、実際に服用してみると集中度合が若干深くなり、集中時間が若干長くなるような気もする。
確かに効能は有るように個人的には感じるが、それはイチョウ葉エキスの効果かも知れないし、単なるブラセボ効果(=思い込み)かも知れない。


 

稽古雑感=達人技とミスディレクション

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月 5日(木)19時09分43秒
  ミスディレクション(=誤認誘導)によって、相手の視線や思考を事実とは別の方向に誘導する、と云うのは、マジックの世界だけではなく、推理小説やスポーツ競技のフェイントなどにも見られる。

勿論、武術の世界でもミスディレクションの技法は多用されている。

「名人芸」「神業」「達人技」等、論理的に分析不能とされる技には、このミスディレクションが関係している。どういう事かと云うと・・・
「達人技」が何故、分析不能なのかと云うと、分析する側がミスディレクション(=誤認誘導)によって、技の本質を「見た気になって、実は全く関係ないモノを見せられている」からだ。

マジックの世界では、、
「もし観客に何かを見てもらいたいと思ったら あなた自身がそれを見なさい 」
「もし観客にあなた自身を見てもらいたいときは、あなたが観客たちを見なさい 」
と言われているそうだ。

「達人技」を盗む為に技をじっくりと観察をする。
この時、観察者はどこに注意力を集中するか?それは、・・・
達人の視線の先にあるモノ、ではないだろうか?つまり、「もし観客に何かを見てもらいたいと思ったら あなた自身がそれを見なさい 」と云うミスディレクション(=誤認誘導)にハマってしまった可能性がある。
達人のミスディレクション(=誤認誘導)によって、私たちは「注視すべきところを見ずに、重要でないモノを見させられてしまっている」と云う事なのだ。

一例として、・・・
敵の手首を掴み、痛覚を与えて敵の身体の動きを制禦する技が有るが、この時、周囲の観察者や技を掛けられている側の注意は「手首」に釘付けになる。
この時、実際に観察すべきは、技を掛けられている人の「肘」や「膝」であり「手首」ではない。「崩し」と云う観点から観察すればそうなるのだが・・・。

又、人の注意力は一度に複数の対象をカバー出来ない。
マジシャンの右手に注意をする事で左手の動きを見落としてしまう。
何故、マジシャンの右手に注目してしまうのかというと、人の意識は「動いているもの」に向き易いからだ。

「人の注意力は一度に複数の対象をカバー出来ない」という事で言えば、本部御殿手の達人、故上原清吉師範の動き。
師の動きを「多方向異速度同時運動」と称する研究者もいる。
右腕をゆっくりとAの方向に動かしつつ、体を素早くBの方へ向け、ゆっくり一歩前へ踏み出しながら素早く左拳を打ち込む・・・
といった同時進行の動きの全てを把握する事は人間の注意力では無理だろう。右腕に注意を集中したとたんに足の動きや体捌きを見落としてしまう。

又、人の意識は「動いているもの」に向き易い、と云う例では、・・・
達人の技は小手先のみを動かしているように思われがちだが、ほとんど動いていない様に見える体幹や膝・腰こそが技のキモである事が多い。

ここに書いた事はあくまでも基本的な事。ミスディレクションと云うテーマで技の本質を掘り下げて行けば、そこには更に精妙な世界が広がっている。



 

偶然を支配する②

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月 2日(月)08時30分24秒
  前の書き込みで言及した様に、確率についての思い込みと云うモノは結構有る。

①「滅多に起こり得ない」様に思えて、実は「可成りの確率で起こり得る」事例

40人のクラスで同じ誕生日のペアが発生する確率。
40人全員の誕生日が全て異なる確率は極めて低く、従って、40人いれば、同じ誕生日のペアが一組以上発生する確率は約90%となる。

②「初期選択」と「選択変更」で確率が変わらない、と云う思い込み

A・B・Cと3つの箱があって、そのうちのどれか一つにお宝が隠されている。
Aの箱を選んだアナタに、私はBの箱のカラッポの中身を見せて言います。
「アナタが最初に選んだ箱はAですが、Aのままで良いですか?それともCの箱に変更しますか?」
たいていの人はAからCに変更しても、お宝を引き当てる確率は変わらないと思っているので、最初のAのままで良いと云う選択を貫くケースが多い様です。
しかし、この場合、AからCに変更する事でお宝を引き当てる確率は当初の2倍となります。

①のケースも②のケースも、確率をテーマとした書籍では定番の実例です。
『無敵のギャンブル確率論』と云う本で、「なぜそうなるのか?」と云う解説がなされているので、興味のある方は読んでみると良いでしょう。
 

偶然を支配する①

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 7月 2日(月)06時23分41秒
  表が〇、裏が●のコインを投げ続け、
先に「〇〇〇」と表が三回続けて出たらアナタの勝ち。
先に「●●●」と裏が三回続けて出たらワタシの勝ち。

コインの表と裏が出る確率は夫々50%なので、このゲームは完全に公平である。ところが・・・

コインを投げ続け、
先に「〇〇〇」と出たらアナタの勝ち。
先に「●〇〇」と出たらワタシの勝ち。

このゲームは果たして公平だろうか?
コインの表と裏が出る確率は夫々50%なので、このゲームも、又、完全に公平である・・・・と思ったアナタはほぼ敗北決定です。

「〇〇〇」よりも「●〇〇」は7倍有利であり、
「〇〇●」よりも「●〇〇」は3倍有利であり、
「〇●〇」よりも「〇〇●」は2倍有利であり、
「〇●●」よりも「〇〇●」は2倍有利であり、、
・・・・以下、省略・・・・

・・・といった様に、相手の選んだコインの目の出方よりも有利な目が必ず有る。
相手より有利な目は暗記をしなくても、単純な特定の法則で導き出す事が出来るので心配はいらない。

ちなみに、この現象を難しい数学の計算式で説明した記事が30年以上前の「日経サイエンス」と云う雑誌に掲載されている。

 

警視流立居合

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 6月21日(木)21時01分0秒
  警視流については、木太刀型のみ継承され、柔術と居合については失伝した、と言われていた時期があった。

柔術については詳細な文献資料が残されているので、技の復元は容易であり、実際に警視流拳法の稽古をしている道場も有る様だ。

立居合についても、この間、動画を見つけたので、失伝を免れて細々と伝承が続いていたのだろう。

この間、ネット上で、中井憲治さんと云う研究者の方が書いた「警視流立居合に関する研究」と云う論文を発見した。PDFで58ページに及ぶ貴重な資料である。(これを見つけた時は、思わず万歳をしそうになった)

この論文と動画を元に警視流の立居合の稽古をするのも楽しそうだ。
 

(無題)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 6月16日(土)20時21分50秒
  nemo様、書き込みありがとうございます。

凶器を持って暴れる暴漢に素手で立ち向かう事ほど、無謀な事は有りません。
道場で稽古する短刀捕り、太刀捕り、拳銃捕りなど、実戦で有効に活用出来る可能性などほとんど無いと思っていた方が無難でしょう。

凶器を振り回す暴漢に対して一番の選択肢は「逃げる」事だと思います。止むを得ず対決する場合は、自身も身近にあるモノを即興の武器として暴漢に対峙するべきです。

記憶が曖昧なのですが、確か本部御殿手の故上原清吉師範は「竹ボウキは最も有効な武器になる」と仰っていたと思います。
竹ボウキで敵の顔を突いたり、掃いたりすれば、失明してしまう事は間違いないからでしょう。
 

はじめまして

 投稿者:nemoメール  投稿日:2018年 6月15日(金)21時16分8秒
  はじめまして、いつも拝見させていただいております。
新幹線の事件ですが、普通の人が突然の出来事に対処するというのは、中々出来ることではありませんね。
以前勤務していた会社でも、マリファナをやっているジャンキーが鉄パイプを持って暴れたことがありましたが、幸い近くにもう一本鉄パイプがあったため、自身の覚悟が決まりました(結局何事も無く、事なきを得ましたが)。
人生何が起こるか分かりませんから、備えが必要ですね(立ち向かう勇気、逃げる機転、近くにいる人を守ること等)。
何よりも、人として他人に迷惑をかける人間を社会から出さないことが一番ですかね。
 

握手捕 四箇条

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 6月12日(火)19時23分45秒
  トランプ大統領を観察していると、ビジネスの世界で多くの修羅場を潜り抜けて来た事が解る。

交渉相手と握手する時に、様々な技を駆使し、相手より優位な立場に立っている事がわかる。

トランプ大統領の握手捕り四手

①握手する時に手をほんの少ししか差し出さない。
=相手はトランプの手を握る為に前傾姿勢になる。相手が卑屈に見える。

②握手した手を相手の身体と一緒にグイッと引き寄せる
=力で相手をコントロールしている、と云う印象を相手にも周囲にも与える。

③握手した手首を捻り、自分の手の甲が上になるようにする。
=相手の上に乗る、相手を組み敷く、のと同じ効果を相手の心理に与える。

④握手している相手の腕の肘の処をもう一方の手で押さえる。
 (右手で握手した時に相手の右腕の肘の部分を自身の左手で抑える)
=心理学の本によく引用されている、心理的に優位に立つ為の握手のやり方。
 安倍さんがトランプにやられていたけれど、安倍さんもトランプにやり返していた(笑)
 

「狂気の人」を侮ってはいけない

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 6月11日(月)09時15分22秒
  先日、走行中の新幹線の車両の中で刃物を持った男が複数の乗客を死傷させる事件があった。

この様な不幸な事件が起こる度、いつも考える事が有る。それは「武術の練達者は狂気の暴漢を制止出来るのか?」と云う事。

結論は、「薬物の影響等で錯乱している相手に対して、武術の技はほとんど無力なのではないのか」と云う事。
精神的に錯乱している人間は痛覚と恐怖心が麻痺しているので、例え殴られても寸毫も怯む事はない。
痛覚の無い、恐怖心の無い相手を、関節を極めて制圧するなど無理。その様な人は、脱臼しても暴れ続けるであろう事を事前に認識しておくべき。

この様な狂気の暴漢に対して一番有効な対処方法は「膝を折る」等、「足を止める」事ではないかと思う。

いずれにしても、この様な修羅場に自身が巻き込まれる可能性を常に考慮し、いざと云う時に適切・迅速に対処できる心の準備だけはしておいた方が、これからの時代は良いのかも知れない。


 

失伝流儀について

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 6月10日(日)07時33分26秒
  映画「椿三十郎」の最後の場面で主人公が繰り出した神速の技は、弧刀影裡流居合術(ことえりりゅういあいじゅつ)の九本の技の内の一本。(「弧刀影裡流 動画」で検索すると映画のラストシーンを見る事が出来る。余りの技の速さに目が追い付かない)
今ではこの流儀を継承している人はいない様だ。しかし、映画が製作された半世紀程前には未だ技が継承されていたであろうから、失伝したのはわりと最近なのではないかと思う。
映画を製作する際に映像資料として、あらかじめ九本の型全てを映像で記録した可能性も大きいと思うが、その様な映像が後年発掘される可能性は余り期待出来ないと思う。
もし、その様な映像が発掘されたら、それを参考に居合の稽古をしてみたい。

雲弘流と云う流儀は今でも継承されており、動画を見る事も出来る。
江戸時代初期、井鳥巨雲が弘流と無住心流を合わせて作った流派と云う事だ。
無住心流と云うのは失伝した流儀であるが、片手で剣を振り上げ振り落とすだけの単純な技だけで無敵の強さを誇った流儀だ。そこにどの様な術理を内包しているのか興味が膨らむが、失伝流儀の為、その技を目にする事は叶わない。
けれども、雲弘流の中にその技が取り込まれているのなら、雲弘流の技を研究する事で無住心流の技についてのヒントを掴めるかも知れない。


 

(無題)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 6月 2日(土)06時34分34秒
  白帯太郎様、書き込みありがとうございます。

武術とは本来、知的で繊細なものだと思います。

少なくとも、修行する事で日常の所作に知性・品格・繊細さが滲み出て来る様にならなくては、本物の武術ではないのではないかと、個人的には思います。映画「カラテキッド」のテーマもそこらへんにあるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?・・・とは云え、未だ未だ私自身はその域に達してはいないのですが、・・・




 

カラテ・キッドについて

 投稿者:白帯太郎  投稿日:2018年 6月 2日(土)03時54分35秒
  映画「ベスト・キッド」の原題は勿論「カラテ・キッド」です。カラテには野蛮なイメージが有り客が来ない可能性があるとして、日本の配給会社が「ベスト・キッド」に変更したとのことです。空手の本場である日本で、カラテという名前を封印するなんてオカシイじゃないかと、映画解説者の浜村淳さんがラジオで怒ってました。しかし空手団体から配給会社へ抗議が来たなんて話はとんと聞きません。映画の配給会社まで自虐史観なのかと思い、情けなくなりました。  

危険行為指示よりも許し難い印象操作

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 5月23日(水)07時19分2秒
  弱い立場の選手に危険行為を指示・実行させたとする日大アメフト部の内田前監督。

内田前監督は会見では危険行為の指示を認めないまま、それでも「弁解はしません。全て私の責任です」と言っていた。この言葉は何を意図していたのか?明らかに自己の責任を隠蔽し、自身を「立派な人格者」であると印象づけようとしたのではないだろうか?

「(自分は危険行為を指示していません、選手が勝手にやった事です。でも私は立派な人間ですので、選手を庇って罪を全て引き受けます。だから・・・)弁解はしません。全て私の責任です」と聞こえた。

内田前監督の印象操作で、世間の人々をミスリードする事は出来なかった。

監督から指示され危険行為に及んだ選手も実名・顔出しで反省・謝罪の会見を開いていたが、日大側が今後どのように動き、どのような会見をするのか?興味深い。

この様な勝利至上主義はスポーツ界全体に蔓延している様に思える。歪んだ環境で生き残れるのはサイコパスだけだから、トップアスリートといわれる人たちの中に、かなりの割合でサイコパスが混入している様な気がする。ちなみに、わたしはトップアスリートといわれる人たちに共通する人相・表情・雰囲気が嫌いなのでオリンピックやスポーツ番組は観ない。
 

コブラ会

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 5月22日(火)18時38分3秒
  ラジオを聴いていたら映画「ベストキッド」の続編ドラマの話をしていた。
舞台は映画のラストから34年後。1話・2話のみ無料で視聴出来るとの事。

主人公は映画のラストで主人公に負けたいじめっ子の方。
負け犬人生を歩んでいた主人公がダニエル(=映画の主人公)と再会
人生を立て直す為に一念発起してコブラ会と云う空手会を作って・・・・

ラジオパーソナリティの話だと、とても感動的なドラマみたいです。(ドラマについて熱く語っていました)

興味のある方は「ベストキッド 続編ドラマ」で検索してみて下さい。
 

技数と技の「汎用性」

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 5月18日(金)20時07分32秒
  以下は、心理学者の植木理恵さんの言葉です。

●チェスや将棋の名人の思考パターンを調べると、彼らの必勝法も5パターンくらいに集約できてしまうそうです。ところが下手な人は勝ちパターンをいくつも知っているけど、タイミングよく使うことができません。

●頭のいい人と聞くと、図書館に本がずらりと並んでいるように、脳内に知識がみっちりと詰まっている様子を連想しますが、実はそうではなく、せいぜい本棚が5つから7つくらい。逆に言えばそれしか本棚がないから、整理整頓が行き届いて、必要な本を素早く取り出せるのです。

武術についても、同様な事が言えるのではないかと思います。即ち・・・

技の数だけ沢山知っていても、実戦の場で実際に役立つ技はごく僅か。

100の技を習得しても、実戦で役に立つのは5つくらい・・・だとすると、それは何故か?

殆どの技は習得しても無駄?実用頻度の高い技を数手のみ習得すれば十分?

かつて200戦無敗といわれたヒクソン・グレイシーも技のレパートリーは100を超えていたけれど、ほとんどの試合は「ベーシック1」で勝利していた。
(「ベーシック1」と云うのは「基本その1」=タックル→マウントポジション→パンチ→絞め)

柔術流儀の技数が多いのは、「後手」から反撃する事を前提としているからだろう。
敵がどの様なカタチで攻めて来るか分からないから、出来るだけ多くの攻撃パターンに対処する為に、技数も多くなっているのだ。

技には汎用性の高いものと汎用性の低いものがある。

「汎用性の高い技」と云うのは、様々な局面で活用出来る技。「汎用性の低い技」と云うのは、極めて限定的な条件の下でしか使えない技。

「汎用性の低い技」を沢山習得するよりかは、地味で単調かも知れないけれども、「汎用性の高い技」に限定して完成度を高める修行をした方が良い。


 

日常の身体遣い

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 5月12日(土)06時41分0秒
  数日前にTVで「正しい雑巾の絞り方」と云うのをやっていた。その内容とは、以下。

雑巾を横にして絞るのではなく、縦にして絞るのが正解、その方が力が入り、よく絞れるからだ。
「縦にして絞る」と云うのは、雑巾を竹刀を持つ様に握って、腕を伸ばしながら絞る、と云う事。

なぜ、縦にして絞ると力が入ってよく絞れるのか、番組内では解説していなかったけれど・・・

横にして絞る時は腕は最後まで曲げたまま、屈筋のみを使って絞っている。
縦にして絞る時は腕を伸ばしながら、主として伸筋を使って絞っている。

要するに、雑巾を縦に持った場合と横に持った場合とでは、使う筋肉が違う、という事なのだろう。

「合理的な身体遣い」というものを、日常動作のレベルから見直していくのも面白そうだ。
例えば、歩き方、座り方等々・・・
 

逮捕術技法の歴史的推移 ⑥まとめ

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 4月19日(木)19時47分15秒
編集済
  昭和・平成の逮捕術関連の教本には、①防具を着けて乱捕り試合をする内容の本と②型を解説する本がある。
(今回は詳細な紹介を略します。機会があったら後日紹介させていただきます)

①を見ると、極めて日本拳法に近い技法であり、②の型は素手以外に警棒技法なども解説されていて興味深い。

又、日本以外にアメリカや中国警察の逮捕術を解説した本もある。

アメリカ警察の逮捕術は「素手対素手」の技法は僅かで、中心となるのは「銃対銃」の技法群が多い。
よって、武術技法として参考となるような技法は余りない。

中国警察の逮捕術の本には多彩な技が紹介されており、その数は100を超える。
中国の競技武術「散打」と併せ、打撃系の技に対応する柔術系の技も多く、大変参考になる。
又、打撃系・柔術系の技に対応する「返し技」なども多彩で、実戦に拘る稽古をしている人には興味深い研究対象だと思う。
 

逮捕術技法の歴史的推移 ⑤警察柔道(大正)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 4月19日(木)19時45分49秒
  財団法人自警会発行『警視庁柔道基本 捕手の型』(大正15年)国立国会図書館のHPからダウンロード出来ます。

極めの型を更に実戦に適応出来る様、工夫・改良したような技法群。
型には古流の風格が感じられると同時に、実戦に耐え得る合理性が見られる。
写真と文章で技の手順が丁寧に解説されている。

技法名

<居捕八本>
・両手取
・面当
・横打
・突込
・切下
・横腕捕
・前腕捕
・後腕捕

<立合十本>
・両手捕
・片腕捕
・横打
・蹴上
・後捕
・斜突下
・切下
・突込
・振上
・柄捕

<引立(連行法)六本>
・襟捕腕挫
・引立腕挫
・袖捕
・腕十字
・小手捕
・小指捕
 

逮捕術技法の歴史的推移 ④捕縄(大正)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 4月19日(木)19時44分18秒
  村伊之吉著『捕縄教範』(大正15年刊行) 国立国会図書館のHPからダウンロード出来ます。

施縄の手順を文章・図解・写真で懇切丁寧に解説されています。

捕縄には三種類あり、各々使用される縄の長さ等異なる。

①護送縄=押送用
②制禦縄=暴行者の一時的制禦
③早縄=犯人逮捕

本書で紹介されているのは・・・

①護送縄=押送用
・腰縄
・後片手捕
・手錠縄
・背広縄
・崩し後両手捕
・バンド肘詰

②制禦縄=暴行者の一時的制禦
・制御縄

③早縄=犯人逮捕
・早縄

④参考
・本縄
 

逮捕術技法の歴史的推移 ③警視流(明治)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 4月17日(火)20時04分7秒
  井口松之助編『早縄活法 柔術練習図解 一名警視拳法』に警視流拳法(警視流柔術型)の詳細な図解解説が有り、この本は国立国会図書館のHPからダウンロード出来る。

警視流は古武術各流派の技を選り抜き制定された。
洋装帯剣の警察官の進退に適するように制定されたためか、各流派の宗家が伝える形とは動作が異なる部分もある。

●警視流木太刀形

剣術10流派から1本ずつ技を採用して構成されている。

八相(直心影流)
変化(鞍馬流)
八天切(堤宝山流)
巻落(立身流)
下段の突(北辰一刀流)
阿吽(浅山一伝流)
一二の太刀(示現流)
打落(神道無念流)
破折(柳生流)
位詰(鏡心明智流)

●警視流立居合

居合5流派から1本ずつ技を採用して構成されている。座位の技はなく、すべて立ち技。

前腰(浅山一伝流)
無双返し(神道無念流)
回り掛け(田宮流)
右の敵(鏡心明智流)
四方(立身流)

●警視流柔術形

柔術世話掛も設置された。柔術16本、早捕法7種からなる。
柔術は木太刀形、立居合のように各流1本ずつではなく、14流派と諸流併合した技16本で構成されていた。

柄取(天神真楊流・真蔭流)
柄止(渋川流)
柄搦(立身流)
見合取(戸田流・気楽流)
片手胸取(荒木新流)
腕止メ(起倒流)
襟投(渋川流・天神真楊流)
摺込(無双流・清水流)
敵ノ先(神明殺活流)
帯引(良移心頭流)
行連レ 左上頭(殺当流)
行連レ 右突込(各流合併)
行連レ 左右腰投(渋川流)
行連レ 右壁副(揚心流)
行連レ 後捕(各流合併)
陽ノ離レ(扱心流)

早捕

鈎縄
捕縄(各流合併)
捕縄(立身流)
早縄(関口流)
早縄 五寸縄(水野流)
早縄 七寸縄
手錠縄
 

逮捕術技法の歴史的推移 ②十手術(江戸時代)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 4月16日(月)10時44分47秒
  名和弓雄著『十手捕縄辞典』には、江戸時代の様々な捕り物道具と共に、十手術の詳細な写真解説が掲載されている。

●江戸町方十手扱い様

享保年間に古伝三十数流派の十手術を参考に十二の型が制定されたとされる。
十二の型の殆どは剣を持って向かって来る敵を十手を以て制圧する技法

型名
一の型 四方払い
二の型 柄とり
三の型 巻きおとし
四の型 左入身
五の型 右入身
六の型 連れかえし
七の型 座捕り
八の型 上段受け
九の型 閂捕り
十の型 柄返し
十一の型 咽喉輪捕り
十二の型 送り足払い

●江戸町方十手双角 十八型

敵が強い場合、多数の場合、槍などの武器を持っている場合等に対処する為の十手二刀流技法

型名
順手双角一の型~六の型
卍双角七の型~十の型
逆手双角十一の型~十三の型
放鷹双角十四~十八の型

最後の放鷹双角の型は、十手を敵に投げたり、鈎縄を併用したりする技法。
敵の虚を突く戦法は興味深い。
 

逮捕術技法の歴史的推移 ①捕手術(時代不明)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 4月16日(月)10時09分16秒
  堀田巍顕著『武道全書』に於いて、捕手術技法の図解解説と併せて詳細な文章解説が為されている。個々の技法名を以下に紹介する。


一本目 前捕
二本目 後捕
三本目 摺違小手拉
四本目 摺違腕拉
五本目 袖取
六本目 突込
七本目 切掛
八本目 追取
九本目 下突刺
十本目 中段
十一本目 足斬
十二本目 上段
十三本目 切下
十四本目 突出
十五本目 脚払

●一~五本目迄は素手対素手の技法。
俯せに固めたり、後手に固めたりして敵を制圧する技法。三本目は連行法。
●六、七本目は短刀対十手
●八、九本目は短刀対杖
●十~十三本目は太刀対杖
●十四、十五本目は槍対杖

●捕縄術についても簡単な図解と文章解説が為されている

護送縄=1・腰手錠 2・諸手錠 3・足詰錠 4・肘詰縄 5・連縄
捕手縄=1・後一文字縄 2・片膝詰縄 3・前後締縄
 

「感覚」から論じる「合気」

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 4月14日(土)20時22分23秒
  以前紹介した本『怪我をしない体と心の使いかた』と云う本に、「体性感覚」についての説明があった。

体性感覚には、

①皮膚感覚=触覚・圧覚・痛覚・温度覚等
②深部感覚=位置覚・運動覚・抵抗覚・重量覚等

がある。

②の深部感覚は、筋肉や関節の位置や動きを認識し、そこに掛かる抵抗や重量も併せて自身の動きや姿勢を認識、併せて外部から働きかけて来る力の大きさや方向・性質などを認識する。

体性感覚に加えて③前庭感覚(水平感覚)によって(動いている時も静止している時も)安定した姿勢を維持する。

③前庭感覚は水平を保つ為に、体に掛かる重力の方向・加速減速の感覚・遠心力等の感覚や、体の傾きや回転の感覚等を認識する感覚。

これら①②③の感覚を錬磨する事が武術上達の修行の目的といっても良い。

「合気」とは、「受動的蝕知を能動的蝕知に転換する技法である」、と個人的には定義しているが、「蝕知」と云うのは具体的に上述の①②③を指す。
 

縄抜けと活法

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 3月19日(月)17時47分12秒
  『「もしも」を生き延びるサバイバル手帳』と云う本がある。
役に立つ知恵が詰まった楽しく読める本。

この本の中には縄抜けの方法や活法が載っている。
縄抜けは、縛られた両腕を水平にスライドさせる方法が紹介されている。
本書に紹介されている水平にスライドさせる方法に加えて、同時に腕を回転させる動きを加味した方が更に効率的に縄抜けが出来る。(言葉や静止画像では解説が難しい)

活法については初めて見聞する「回復体位」と云うモノが紹介されている。意識を失ったヒトを「回復体位」のカタチで寝かせると・・・詳細については書籍を当たって下さい。

武術家並びに忍者の皆様必見の本(笑)!!!
 

『大東流合気柔術 琢磨会 その技法と合気之術』の感想

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 3月19日(月)13時21分45秒
  琢磨会の大東流の技法に関して、おおまかな理解を得る事が出来たと思う。
(勿論、その真価に付いては、一冊の本で語り尽くせるモノではないだろう、と云う前提の元で)

この本では、しばしば無念無想と無意識の動きについて言及している。

心を空(くう)にすれば、意識と無意識のスイッチが切り替わるのか?多分、そうはならない。
心を空(くう)にした時に切り替わるのは、<意識→無意識> ではなく <顕在意識→潜在意識>

潜在意識に任せて身体を動かしても、反復練習によって染みついたクセのある動きが顕れるだけであり「無相」の動きとはならない。

ところが、無意識に任せて動いた場合、長年の訓練によって培われた動きのクセは顕れない。

潜在意識を以て身体操作をすれば、修行の精華を効率的に表出させる事は出来る。顕在意識は時として効率的な動きにブレーキを掛けるから、そのブレーキを解除すれば動きの効率は飛躍的に上がるであろうことは想定できる。

一方、無意識を以て無相の動きをすると云う事は、修行の精華とは全く関係のない「ヒトとしての根元的な動き」を体現すると云う事。

一度、修行の精華を全て手放し、目の前の大きな壁を越える。それは「勇気ある選択肢」である。

「複雑」なものよりも「単純」なものに真理は宿る。そして、「複雑な動き」よりも「単純な動き」を体現する事の方が、数十倍難しい。



 

貴重な資料本

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2018年 3月17日(土)17時04分37秒
  今日、神田書店街にて貴重な本を二冊入手。

①『大東流合気柔術 琢磨会 その技法と合気之術』森恕著
この本は、今年の1月に出版されていた様なのですが、今まで全く気付きませんでした。

②『警察教科書 逮捕術』警察庁編(昭和41年)
偶然、古書店で見付けた。図解解説も丁寧で解り易い。逮捕術、警棒術、拳法等解説されている貴重な資料。
江戸町方捕手術(江戸時代)、警視流拳法(明治)、逮捕術(大正)、逮捕術(昭和)その他数冊の資料を併せ、ほぼ全ての逮捕術関係の資料を整える事が出来た。
 

武術本

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年11月26日(日)19時09分9秒
  興味をひくような武術本にここ数年出逢っていなかったけれども、この本は面白そうだったので、即、購入しました。
武術コーナーではなく、心理学や精神分析のコーナーに並んでいます。

『武術家、身・心・霊を行(ぎょう)ず――ユング心理学からみた極限体験・殺傷のなかの救済』
(大阪大学大学院人間科学研究科教授)老松克博著 1,800円(+税) 四六判 並製 220頁  C

修行に生きる者がいる。その極限体験を読む。

ユング派精神分析家にして精神科医である著者が,武術の心身論に関心を寄せていたある日,学会で知り合った人物から一つの記録を手渡される。その人物はさる武術の高名な師範で,記録というのは老師範自身の修行体験を克明に綴ったものだった。 身体の訓練,心の鍛錬をへて段階が上がり,過酷かつ精妙なものになるにつれて,行は霊的な次元にまで到る。不可思議な極限状態の詳細な記述,行を見守る謎めいた人物たちとの交流,現実とはにわかに思えないような現象,現代において武術を行うことの意味──。深層心理学の立場から,「行」に生きた武術家の驚くべき体験をひもとき,その意味を解き明かしていく。

 

あれこれ

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年11月23日(木)13時15分31秒
  ①二日ほど前に、新天皇即位日程の報道があった。
以前、平成元号は30年が最後となるかも知れない、と書いたが、どうやら平成31年が3~4月まで続き、その後、新元号に切り替わる公算が強くなった。
そうなっても、以前書いた様に、新元号は来年末近くに発表されるであろうから、私が懸念している事態は十二分に起こり得ると思っている。

②数日前に関東・東海方面の広い地域で「火球」が観測されたそうだ。
火球と云っても数㎝程度の隕石が落下・燃え尽きたものなので、全くといって良い程自然界に影響は出ないと考えるのが普通だが、何故か、地震の前兆現象としても言い伝えられている。
事実、火球が観測された地域で数週間~1ヶ月後位に大きな地震が起きている様な事例が少なからず報告されている様だ。
用心を怠らない様にしたい。
 

新元号について思う事

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年11月12日(日)07時59分9秒
  来年平成30年は「平成」最後の年となり、その翌年は現皇太子が即位して元号が改まる可能性が高い。
今回の「改元」の発表は、新しい天皇が即位したタイミングで行われるのではなく、その数か月前に発表がなされるらしい。
改元による社会的混乱を最小限に収めたい、と云うのが、その理由である。
しかし、この「数か月前に新元号を発表する」というやり方には、決定的な問題がある。
その「決定的問題」について論じる前に、果たして「次の元号」が何になるのかを推定する。

平成の次の元号が何になるのか、最も有力な考え方として・・・

<サ行・タ行・ハ行・マ行で始まる元号は採用されない>

という可能性が大きい(はずである)。

何故かと云うと、現在、明治・大正・昭和・平成は、ローマ字略で各々、M・T・S・Hと表記される事が多いからだ。
例えば、「平成29年12月1日」は、「H29.12.1」という様に・・・。

事実、「昭和」の次の新元号について、「平成」以外に「修文」や「正化」と云う案もあった。「修文」も「正化」もサ行Sで「昭和」のSとだぶってしまう。ゆえに、ハ行Hの「平成」が採用されたのではないかと推測している。

さて、「数か月前に新元号を発表する」というやり方についての「決定的問題」について述べてみたい。

仮に、日本社会や日本の政治に少なからぬ影響力を及ぼしうる団体の代表者が来年の夏か秋頃に亡くなったとする。

偶然にも、その人の死亡のタイミングと同時期に翌年の「新元号」が発表され、その新元号が偶然にも亡くなったその人を連想させる様なモノであったら・・・

これ以上は具体的に書けませんが、その様な「偶然」を裏で工作しているのではないだろうか、という人達の動きから、その様な具体的兆候を感じたのでここに書き込んでみた次第です。
 

丁字路についての心理学的・生物学的・民俗学的考察=与太話

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年10月19日(木)20時03分12秒
  ●T字路(ティーじろ)と云うのは間違いで、正しいのは丁字路(ていじろ)元々はアルファベットのTではなく漢字の丁

●例えば、走って逃げている時、丁字路にぶつかると、9割のヒトは左折する。これは心理学で実証済。

●ダンゴムシ(たしかダンゴムシだったと思うのだが記憶が曖昧)は迷路に入れると、丁字路に遭遇する度に右→左→右→左→・・・と交互に進路を選択する。
この様にすると、出発地点から次第に遠ざかる事が出来る。逆に、ヒトの様に左折ばかりを選択していると出発地点からなかなか遠ざかる事が出来なくなるし、最悪の場合、出発地点に戻って来てしまう事もある。

●ヒトが左折ばかりしたがるのは、道に迷って歩き回っても群れからハグレない様にする為の遺伝子プログラムなのかも知れない。

●森の中で迷子になった時に、同じ場所をグルグル回って里に戻れなくなる事がある。この様な状況を「タヌキに化かされた」と云うが、実際は、無意識の裡に左折を多く繰り返す事で起きる現象であると推測出来る。
 

稽古雑感(『名人傳』の動き)備忘録

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年10月15日(日)07時45分8秒
  積極的体勢と消極的体勢についての文章化(解説)は難しいが、ごく簡単に説明すると・・・

●積極的体勢=相手に影響を及ばせようと前につんのめっている状態
●消極的体勢=相手が及ぼしてくる影響力に持ち堪えている状態

積極的体勢を(+)、消極的体勢を(-)とすると、

〇前傾姿勢=相手を押している状態(+)、又は、相手に引っ張られている状態(-)
〇後傾姿勢=相手を引っ張っている状態(+)、又は、相手に押されている状態(-)

相手を押している状態では自身の身体の全体が(+)になっているが、実際に技を掛けたり掛けられらりしている時には身体全体が(+)になったり(-)になったりする事はしない。
自身の身体全体が(+)あるいは(-)の状態の時に、急に相手がゼロ(0)になってしまったら、自身の身体は急激にバランスが崩れて危険だからだ。

動いている時の身体は全体で(+)だったり(-)だったり(0)だったりするのではなく、身体各部に多数の(+)極(-)極(0)極が発生・消滅・転換してバランスを維持している。
つまり、身体には多数の極かあって総体で(0)になる様バランスをとろうとするのだが、極の数が少ないよりも多い方が安定し、より精妙な動きが出来る。

稽古を重ねていくと、(+)(-)の二極しか無かった身体に、沢山の(+)極(-)極が追加されていき体勢が安定するようになる。

無相の体勢とは・・・心を無極の境地に置き、実態的には身体各所の無数の極によって精妙なバランスをとり総和を(0)にする。

無極の心境とは、鍵盤を見ず、何も考えず、手の動きに任せてピアノを演奏している状態。
この時、鍵盤を見たり楽譜を想起したりすると、演奏は止まってしまう。
同様に、身体各所の極を意識してバランスを計算・調整しようとすると、無相の動きは止まってしまう。
 

(無題)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年10月14日(土)06時16分37秒
  ここ数年、苫米地さんの本は読んでいなかったのですが、この本は面白そうだったので読んでみました。
本のテーマは「変性意識(ゾーン)」。

中身は三部構成(1)催眠術編 (2)気功編 (3)古武術編 となっています。

催眠術・気功・古武術各界から著名人が数名、数ページにわたる解説文や体験談などを寄稿しています。胡散臭くなりがちなテーマですが、予想した様な胡散臭い内容ではなく、興味深く読み進む事が出来ました。(唯一心に引っかかったのは著者の武術修行歴)

 

護身術

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 9月10日(日)10時44分1秒
  簡易護身術二十一箇条二十八手の部分解説

●離脱法七箇条

◎第一箇条 後絡

◎第二箇条 後諸手絞

◎第三箇条 後両手固

◎第四箇条 後三点固

◎第五箇条 一本捕返

右腕を一本捕りに極められる。
右腕の力を捨て、右肘を前方に抜き、体を起こすと同時に右上腕で敵左腕を押し返す。敵正面に向き直りながら持たれた右手首を空中の一点に固定し、円を描きながら右肘を下げる。すかさず手刀で相手の面中心に打ち込む。
秘訣は敵左腕を押し返す時に己の腕の力を使うのでは無く、起きあがる時の腰の力を以てする。

◎第六箇条 後手首逆返

◎第七箇条 指抜

右手人指し指を握られる。
一、で指を曲げながら下に下げ、二、で指を曲げたまま手前に引く。すかさず、三、で完全に力を抜き、更に手前に引いて握られた指を抜く。
一から三の動作を淀みなく行う。
別法=敵、左手にて我右手人指し指を掴む。我、完全に力を抜き、握られている右手掌底を瞬時に敵左手小指に当てる。すると、一瞬で指が抜ける。

●圧法七箇条

◎第八箇条 肘

◎第九箇条 首

◎第十箇条 指

敵に胸ぐらを掴まれる。
敵の拇指又は小指を内側に折り曲げて極め、引き離し、一本捕りにて制圧する。

◎第十一箇条 胸

◎第十二箇条 顎

敵に腕を掴まれる。
敵の腕を外側から巻き込み、体を沈めて敵を伏せ固める。
倒れた敵の腕を制し、敵耳の下の急所を我拇指で圧する。

◎第十三箇条 腋

◎第十四箇条 踝

●当身七箇条

◎第十五箇条 八字落

敵に両手首を捕られる。
捕られた両手を八の字に開きながら、左足を一歩後退、片膝(この場合は左)を着いて沈み込む。
敵、顔面から倒れ込み我右膝に自ら当たる。

◎第十六箇条 玉突 (頭・腕二法)

◎第十七箇条 突込

敵、右手に持った短刀にて我腹を突かんとする。
我右足を後退して身体を開きながら突きをかわし、左腕を振り上げながら敵右腕を弾いてその儘一歩前進、体当たりの要領で敵脇腹を突く。

◎第十八箇条 引込当 (襟・髪二法)

其の一 敵の髪を掴んで引き落とし、膝で顔面に当てる。
引き落とす時の勢いと膝を出す勢いを合わせる。

其の二 敵の両襟を掴んで引き寄せ前頭部を敵顔面に当てる。
敵の顔面を引き寄せる勢いと我前頭部を突き出す勢いを合わせる。

◎第十九箇条 目潰 内外

◎第二十箇条 追掛 (追う時・逃げる時)

逃げる敵に追いつかんとした時、敵の身体を掴んで捉えるのでは無く、敵背中を押して敵を倒す。
追い掛けて来る敵に捕まりそうになった刹那、急停止して背で敵を突き飛ばすか、又は体を沈めて敵を躓かせる。

◎第二十一箇条 鼓膜当
 

至高の武術 システマ

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 9月10日(日)07時14分17秒
  北川貴英著『逆境に強い心のつくり方』PHP文庫
題名から自己啓発本の類かと思っていたが、中身はシステマと云う武術の解説本。
武術の解説本ではあるが、技法解説書の様に具体的に技が解説されているわけでもない。
しかし、武術の根幹について解り易く記されている。
ある意味、「技法解説の無い、最高の武術技法解説書」であると言って良い。

システマの四大原則
①呼吸
②リラックス
③姿勢
④動き続ける

四大原則を踏まえて動けば、技を教わらなくてもそこに技が生まれ、動きの中に新しい発見がある。

システマの動きを見たり、体験したりしたワケではないけれども、④の「動き続ける」と云うのは、「止まらない」という意味ではないのだろう。
①呼吸を乱さず②体から余計な力みを無くした状態でなくては③正しい姿勢を維持出来ない。
④動きの中で③常に正しい姿勢を保持し続ける為には②脱力と①正しい呼吸が不可欠・・・と云う事なのだろう。

四大原則以外にも、多くの素晴らしい内容が書かれている。武術をやる者にとっては必読の本だと思う。

自身の現在の稽古内容や武術に対する考え方に最も近い内容である。
 

家元制度

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 9月 8日(金)21時02分6秒
  江戸時代、大橋本家・大橋分家・伊藤家の三家が家元として代々将棋の「名人」位を継承していた。
昭和10年に十三代目家元=名人の関根金次郎が引退を表明し、「名人」位は世襲制から現在の様な実力制に移行した。
(ちなみに家元制だった頃の名残として、駒を並べる手順に大橋流、伊藤流の名が冠せられている)

将棋の様な勝負事では実力によって勝ち負けも明確となる。
家元が弟子よりも弱いとなると、即、家元の威厳が損なわれる。
家元の威厳は「強さ」の裏打ちがなければならない。これは非常にシンドい事だと思う。

武術の世界でも家元制度を維持する為、他流試合は禁じられている。
流派間の優劣を明確にしなければ、自流の存在価値を否定される事はないからだ。
又、門人同志の稽古に於いても、下の者が上の者を倒してしまう様な状況が起きない様、注意深く工夫されている。

現代でも「試合をせず、型を練る」伝統武術は、家元制度によって継承されている事が少なくない。
一方、試合をする競技武道に於いては、「勝ち負け」がハッキリとするので「家元制度」が成立しずらいであろう。

将棋の名人位が世襲制から実力制に移行したのは、「必然」であった。

しかし、武術の世界に於ける家元制度は今後も無くなる事はないだろう。
それは武術に求められる効用が「心身の健康維持」等、「強さ」だけにとどまらないからだ。

強さだけを愚直に追究する武術修行者は少なくなっている様に感じる。
本当に強くなりたい人達は、どちらかと云うと競技武道や格闘技の方へ流れているのではないだろうか。
 

斎藤由貴はわかり易い

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 8月 5日(土)07時10分48秒
  先日、始業前の休憩室でぼんやりとTVを見ていたら、女優の斎藤由貴が自身の不倫についての会見を開いていた。

「されたくない質問」に聞き入る時と、「答えたくないコメント」を出している時、いずれも瞬きの回数が顕著に増える。具体的には8~9秒に一回だった瞬きが2~3秒に一回になる。

緊張すると瞬きの回数は増えるモノだが、一般的に大勢の前で嘘をつく時も人は緊張する。

だからと言って、「アナタ、今、嘘をついたでしょう」とは指摘したくはないし、元々、他人の色恋沙汰などには興味もない。ただ、芸能人の会見報道は心理学の理論を検証し、読心術を磨くのに良いサンプルではある。
 

火球の続報

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 7月12日(水)19時08分3秒
  一昨日、埼玉県内で目撃された火球の正体、どうやら「電飾を纏ったスカイダイバー」だった様です。今朝のニュースでやっていました。

拍子抜けすると同時に、安心しました。

昨日、備蓄用の水を確認したら期限が迫っていたので、新しい水に交換しておこうと思います。昨日の火球のニュースを見なければ、保存水の期限を確認する事もなかったので、丁度良いきっかけになりました。
 

火球

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 7月11日(火)19時17分3秒
  先日、埼玉県各所で火球が目撃されたもよう。
火球が目撃された地域ではひと月以内に大きな地震が起きる事が多い。
飲料水の確保等、出来る範囲内での準備はしておいた方が良いと思う。
何も起こらなければ、その方が良いのは勿論。
 

強くなる為の修行

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 7月 8日(土)07時14分43秒
  中学生棋士の藤井聡太四段が強いのは、血の滲むような努力をしたからではない。

「血の滲むような努力」と云う表現には、自身を精神的・肉体的に極限まで追い込む様なイメージがある。
武術の先生の中にも、「長年の厳しい修行に耐えなくては上に行けない」という人もいる。

将棋なら将棋、武術なら武術。とことん好きになれば楽しくいつまでも没入出来る。そこにあるのは「苦しみ」ではなく「楽しみ」。

要するに、上達するためには「厳しい修行」は必要ない。好きであればその事に没入出来る。
周囲の目から見れば、「あの人は物凄い努力をしている」となるのだろうが、本人は好きだから楽しく夢中になっているだけ。

 

藤井聡太四段が単独連勝記録達成

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月27日(火)07時36分6秒
編集済
  昨夜、中学生棋士の藤井聡太四段が30年ぶりに連署記録を塗り替えた。
弱冠14歳の中学生の強さの秘密は何なのか?

多分、彼は「直観像記憶」の持ち主なのではないだろうか?

それ以外に、強さの謎を解き明かすキーワードが思い当たらない。

「藤井聡太四段」と「直観像記憶」と云うワードで検索を掛けると、某プロ棋士のブログに当たる。彼も藤井聡太四段に直観像記憶の能力が備わっているのではないかと推測している。

いずれメディアの取材によってそこら辺のところが明らかにされていくと思う。

ちなみに「直観像記憶」についての解説をウィキペディアから引用する。以下。

ヒトでは幼少期にこの能力は普通に見られ、通常は思春期以前に消失する。だがこの「消失」とは、その能力自体の消失か、それとも、なくなった様に思えても潜在的には存在しているのか、正確にはわかってない。京都大学霊長類研究所の研究では、チンパンジーの幼獣にも映像記憶の能力があることがわかり、その事からチンパンジーの子供の記憶力は、ヒトの成人を上回ると考えられている。この点から、知能の発達した類人猿では野生の世界で生存するための手段として、この能力が発達した可能性があり、その意味では原始的な記憶能力と考えられる。ヒトは言語によって自然界の事象を抽象的に把握する能力が向上したために、映像記憶の能力が衰えたとも考えられる。類人猿以外の動物にも同様の能力があるかどうかはわかっていない。
ただしヒトには成人後も、映像記憶能力を保ち続ける者がわずかではあるが存在する。映像記憶能力の保持者は、電車の中から一瞬見えた風景を後から緻密にスケッチしたり、本を紙面ごと記憶したりできる。速読術、記憶術などと関連付けて後天的な技術としての獲得を目指す人もいる。イメージ訓練や瞑想などがその訓練方法である。しかし完全な後天的習得は非常に困難である。
 

「合気」の技を成立させる心理的側面

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月25日(日)07時21分0秒
  動画などで「合気」の技を観ていると、信じがたい現象を目の当りにする。

一言で言ってしまうと「やらせ!」もしくは「催眠術!」

催眠術の世界には「瞬間催眠術」と云うのがあって、一瞬で相手の心や身体の機能を掌握・操作してしまう技術がある(らしい)。

書店で『閃光の催眠術入門』と云う本を見つけたので早速購入した。
一瞬で「握った手が開かなくなる」等の技が10個ほど紹介されている。
内容も読み易く、写真解説も解り易い。QRコードで動画にもアクセス出来る。

この本を読んで研究すれば自分なりの「超絶合気」を体現出来るかも知れない。それが出来なくても、武術の技の身体操作的側面を補完する心理的側面を研究するための一助となるはず。

 

「身体の使い方」についての本

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月17日(土)18時01分22秒
  身体操作をテーマとした本で、久し振りに面白そうな本を発見。早速、購入しました。

『トップアスリートに伝授した 怪我をしない体と心の使いかた』

<目次>

まえがき――「怪しい我」が怪我をする

◆序章

欠点に意識を置くと怪我をする――理想的動作のジレンマ
「なんとかしよう」にご用心 ―― 心の力みは体の力み
あなたには引き出しがいくつある?
怪我はビッグチャンスである
治療師の「目」は、どこを見る?
激戦のプロ野球界で生き抜く術
研究室とフィールドが手を取り合って

◆第1章 常識を疑うことから始めましょう――手指、腕、肩、首

1.見た目にだまされてはいけない――手指の使いかた

五本指への絶妙なネーミング
不器用な薬指は、はたして必要か?
イチロー選手の小指を、クローズアップしてみれば
ほとんどのピッチャーが勘違いしているスナップ動作
体験すればわかる、二本指で押し込む強さ
すべての動作には、表と裏がある
今日の動作を、はたして明日修正できるか?
一流選手は目に見えない不調に気がつく

2.姿勢の変化は感情の変化――腕・肩の使いかた

腕の始まりはどこから?
肩凝りの筋肉は僧帽筋
肩肘を張らずに生きましょう
シュートの飛距離と安定感を、劇的に変える方法
肩凝りは胸凝り――大胸筋が猫背を招く
前肩の一流選手はあり得ない
アドバイスには気分と感情を添えて

3.しかめっ面は怪我のもと――首・顎の使いかた

首筋をゆるめる――胸鎖乳突筋
微笑んで練習するのは不謹慎
一流選手は、無意識に力みを外す動作に到達する

◆第2章 体も心も、力を抜く勇気を持て――股関節、脚、腰、膝

1.楽な動作を追い求めよ――股関節の使いかた

股関節の場所は、コマネチではない
太ももの骨は、股関節にどのようにはまっているか
掃除機のかけかたも、ウサイン・ボルトの走りかたも、外旋が正解
外旋の威力を体で確かめよう
指導者のみなさん、客観原理を感覚に翻訳できますか?
人間を携帯電話に例えると
腰を回す軸はどこにある?―― 一流選手の感覚ワールド

2.体は賢く、正しい動きを知っている――立ちかた

人間にもしっぽがある
立ちかたには前進型と後進型がある
静が動に変わる瞬間(とき)――前進型
いつでも後ろに発進する――後進型
支持点と重心点のずれ
体は知っている
ネイマールは足首を曲げて使う? 伸ばして使う?
メッシは、相手を抜く前に膝を抜く

3.無心になって、はじめてできること――膝の抜き方

腕力vs重力
満員電車で隣の人に喜んでもらう方法
ドログバの筋肉は、力を抜くためにある
膝を抜く感覚のエクササイズ
膝を抜くときは、遠くの山を見るように――〝見の目〟と〝観の目〟
地球と一体になる感覚――意識を外す
全力とは、筋力のMAXではない
神経や筋肉の働きが、人間社会のお手本となる

◆第3章 研ぎ澄まされた感覚を求めて

1.体と心をコントロールする要(かなめ)――水平感覚

あなたは〝絶対水平感覚〟を持っていますか?
聴覚は動作の司令塔
人間に備わるジャイロセンサー・加速度センサー――平衡感覚器
スポーツ選手に不可欠な〝空間認識能力〟
自分の動作を頭の中にイメージできますか?――体性感覚
武術の目付(めつけ)
五輪書の教え「少し頤(おとがい)を出す心なり」――顔の角度と緊張
イチロー選手のルーティンに秘められた遠山(えんざん)の目付
眼球を動かす筋肉
顔の角度で眼球の動きが制限される
「見る」とぶつかる、「見通す」とかわして抜ける――水平感覚と目線

2.常識を打ち破った先に拓ける世界――肩甲骨の使い方

腕の挙上の新定説
本当ゼロポジションはどこ?
アタックもブロックも、肩甲骨で「押す」
平泳ぎは、小さなモーションで大きな推進力を得る
流れるような背泳ぎに、大きなモーションは要らない
怪我の功名で勝ち取った、萩野選手の金メダル
あなたは、コーチの指摘に疑問を持つことができますか?

◆ 第4章 プロ野球チームのコンディショニングコーチに聞きたい21のこと

Q1.「良い選手は怪我をしない」とよく言われますが、本当ですか?
Q2.良い選手は、どうしてパフォーマンスが高く、怪我もしないのですか?
Q3.野球に必要なコンディショニングってどんなことですか?
Q4.ウエイト・トレーニングって必要ですか?
Q5.トレーニングメニューは、それぞれの選手で違っていますか?
Q6.プロ野球選手は、自分でメニューを考えるのですか?
Q7.怪我をする原因を教えてください
Q8.上手な休息の取りかたを教えてください
Q9.監督にアピールしたいので、どうしても運動量が多くなってしまうのですが
Q10.休むと負けだという気がしてしまいます
Q11.走り込み神話って本当ですか?
Q12.モチベーションが保てないときは、どうしますか?
Q13.加齢にはデメリットしかないのですか?
Q14.長距離トレーニングは必要ですか?
Q15.指導者にとってマネジメントで大切なことはなんですか?
Q16.選手のコンディショニングのために指導者ができることはありますか?
Q17.選手が痛みをうったえたときはどうすれば良いですか?
Q18.痛みを隠したがる選手には、どのように声を掛けたら良いですか?
Q19.怪我をプラスに変えることはできますか?
Q20.一流選手はウエイト・トレーニングをしますか?
Q21.ずばり、一流選手になるには、どうすれば良いですか?
一流のトレーニングコーチとは?(小田伸午)

◆座談会 山内卓也×浅井康太

◆あとがき

 

夢の不思議

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月 7日(水)19時47分13秒
  最近、3~40年前に見た夢を思い出す。それも、一つ二つではなく数十個単位で・・・・
このままだと、物心ついてから現在までに見た夢の殆どを思い出す事になるだろう。

どうしてそんなに過去にみた夢を思い出すのか?その理由を個人的に「ジグソーバズル効果」と呼んでいる。

時間のパズル、空間のパズル・・・・具体的に説明すると・・・

●明け方、Aと云うストーリーの夢を見る。そのストーリーは過去に見たBと云う夢の続きである事にふと気付く(=夢Bを思い出す)。更に、過去に見た夢Cは、ストーリーAの夢の続きである事に気付く(=夢Cを思い出す)。B→A→Cのストーリー、Aを見た事で前後の夢を思い出す。

●明け方見た夢の中で、歩いている道を曲がると過去に見た夢の場所に辿り着く。遠くに見える家は過去に見た夢の中の登場人物Dさんが住む家。登場人物Dさんはいくつかの夢にまたがって登場する。Dさんの夢を見る事でDさんが登場したそのほかの夢も一度に思い出す。

バラバラだった夢の世界が、ジグソーパズルの様に一つの絵に組み上がっていく過程。このパズルの完成は数十年先になる。多分、生きている間に完成する事はないと思う。

なぜ、このような現象が起きているのかと云うと、多分、脳の性として「辻褄を合わせる」「意味の無いものにもっともらしい意味を与える」「都合の良い様に記憶を捻じ曲げる」といった働きがあるからだろうと思う。

私と似たような不思議な経験をしている人はわずかだが存在する様だ。たしか嵐山光三郎という人が似たような経験をエッセイに書いていたと記憶する。

とにもかくにも夢の世界はワクワクするほど面白い。




 

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