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護身術

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 9月10日(日)10時44分1秒
  簡易護身術二十一箇条二十八手の部分解説

●離脱法七箇条

◎第一箇条 後絡

◎第二箇条 後諸手絞

◎第三箇条 後両手固

◎第四箇条 後三点固

◎第五箇条 一本捕返

右腕を一本捕りに極められる。
右腕の力を捨て、右肘を前方に抜き、体を起こすと同時に右上腕で敵左腕を押し返す。敵正面に向き直りながら持たれた右手首を空中の一点に固定し、円を描きながら右肘を下げる。すかさず手刀で相手の面中心に打ち込む。
秘訣は敵左腕を押し返す時に己の腕の力を使うのでは無く、起きあがる時の腰の力を以てする。

◎第六箇条 後手首逆返

◎第七箇条 指抜

右手人指し指を握られる。
一、で指を曲げながら下に下げ、二、で指を曲げたまま手前に引く。すかさず、三、で完全に力を抜き、更に手前に引いて握られた指を抜く。
一から三の動作を淀みなく行う。
別法=敵、左手にて我右手人指し指を掴む。我、完全に力を抜き、握られている右手掌底を瞬時に敵左手小指に当てる。すると、一瞬で指が抜ける。

●圧法七箇条

◎第八箇条 肘

◎第九箇条 首

◎第十箇条 指

敵に胸ぐらを掴まれる。
敵の拇指又は小指を内側に折り曲げて極め、引き離し、一本捕りにて制圧する。

◎第十一箇条 胸

◎第十二箇条 顎

敵に腕を掴まれる。
敵の腕を外側から巻き込み、体を沈めて敵を伏せ固める。
倒れた敵の腕を制し、敵耳の下の急所を我拇指で圧する。

◎第十三箇条 腋

◎第十四箇条 踝

●当身七箇条

◎第十五箇条 八字落

敵に両手首を捕られる。
捕られた両手を八の字に開きながら、左足を一歩後退、片膝(この場合は左)を着いて沈み込む。
敵、顔面から倒れ込み我右膝に自ら当たる。

◎第十六箇条 玉突 (頭・腕二法)

◎第十七箇条 突込

敵、右手に持った短刀にて我腹を突かんとする。
我右足を後退して身体を開きながら突きをかわし、左腕を振り上げながら敵右腕を弾いてその儘一歩前進、体当たりの要領で敵脇腹を突く。

◎第十八箇条 引込当 (襟・髪二法)

其の一 敵の髪を掴んで引き落とし、膝で顔面に当てる。
引き落とす時の勢いと膝を出す勢いを合わせる。

其の二 敵の両襟を掴んで引き寄せ前頭部を敵顔面に当てる。
敵の顔面を引き寄せる勢いと我前頭部を突き出す勢いを合わせる。

◎第十九箇条 目潰 内外

◎第二十箇条 追掛 (追う時・逃げる時)

逃げる敵に追いつかんとした時、敵の身体を掴んで捉えるのでは無く、敵背中を押して敵を倒す。
追い掛けて来る敵に捕まりそうになった刹那、急停止して背で敵を突き飛ばすか、又は体を沈めて敵を躓かせる。

◎第二十一箇条 鼓膜当
 

至高の武術 システマ

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 9月10日(日)07時14分17秒
  北川貴英著『逆境に強い心のつくり方』PHP文庫
題名から自己啓発本の類かと思っていたが、中身はシステマと云う武術の解説本。
武術の解説本ではあるが、技法解説書の様に具体的に技が解説されているわけでもない。
しかし、武術の根幹について解り易く記されている。
ある意味、「技法解説の無い、最高の武術技法解説書」であると言って良い。

システマの四大原則
①呼吸
②リラックス
③姿勢
④動き続ける

四大原則を踏まえて動けば、技を教わらなくてもそこに技が生まれ、動きの中に新しい発見がある。

システマの動きを見たり、体験したりしたワケではないけれども、④の「動き続ける」と云うのは、「止まらない」という意味ではないのだろう。
①呼吸を乱さず②体から余計な力みを無くした状態でなくては③正しい姿勢を維持出来ない。
④動きの中で③常に正しい姿勢を保持し続ける為には②脱力と①正しい呼吸が不可欠・・・と云う事なのだろう。

四大原則以外にも、多くの素晴らしい内容が書かれている。武術をやる者にとっては必読の本だと思う。

自身の現在の稽古内容や武術に対する考え方に最も近い内容である。
 

家元制度

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 9月 8日(金)21時02分6秒
  江戸時代、大橋本家・大橋分家・伊藤家の三家が家元として代々将棋の「名人」位を継承していた。
昭和10年に十三代目家元=名人の関根金次郎が引退を表明し、「名人」位は世襲制から現在の様な実力制に移行した。
(ちなみに家元制だった頃の名残として、駒を並べる手順に大橋流、伊藤流の名が冠せられている)

将棋の様な勝負事では実力によって勝ち負けも明確となる。
家元が弟子よりも弱いとなると、即、家元の威厳が損なわれる。
家元の威厳は「強さ」の裏打ちがなければならない。これは非常にシンドい事だと思う。

武術の世界でも家元制度を維持する為、他流試合は禁じられている。
流派間の優劣を明確にしなければ、自流の存在価値を否定される事はないからだ。
又、門人同志の稽古に於いても、下の者が上の者を倒してしまう様な状況が起きない様、注意深く工夫されている。

現代でも「試合をせず、型を練る」伝統武術は、家元制度によって継承されている事が少なくない。
一方、試合をする競技武道に於いては、「勝ち負け」がハッキリとするので「家元制度」が成立しずらいであろう。

将棋の名人位が世襲制から実力制に移行したのは、「必然」であった。

しかし、武術の世界に於ける家元制度は今後も無くなる事はないだろう。
それは武術に求められる効用が「心身の健康維持」等、「強さ」だけにとどまらないからだ。

強さだけを愚直に追究する武術修行者は少なくなっている様に感じる。
本当に強くなりたい人達は、どちらかと云うと競技武道や格闘技の方へ流れているのではないだろうか。
 

斎藤由貴はわかり易い

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 8月 5日(土)07時10分48秒
  先日、始業前の休憩室でぼんやりとTVを見ていたら、女優の斎藤由貴が自身の不倫についての会見を開いていた。

「されたくない質問」に聞き入る時と、「答えたくないコメント」を出している時、いずれも瞬きの回数が顕著に増える。具体的には8~9秒に一回だった瞬きが2~3秒に一回になる。

緊張すると瞬きの回数は増えるモノだが、一般的に大勢の前で嘘をつく時も人は緊張する。

だからと言って、「アナタ、今、嘘をついたでしょう」とは指摘したくはないし、元々、他人の色恋沙汰などには興味もない。ただ、芸能人の会見報道は心理学の理論を検証し、読心術を磨くのに良いサンプルではある。
 

火球の続報

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 7月12日(水)19時08分3秒
  一昨日、埼玉県内で目撃された火球の正体、どうやら「電飾を纏ったスカイダイバー」だった様です。今朝のニュースでやっていました。

拍子抜けすると同時に、安心しました。

昨日、備蓄用の水を確認したら期限が迫っていたので、新しい水に交換しておこうと思います。昨日の火球のニュースを見なければ、保存水の期限を確認する事もなかったので、丁度良いきっかけになりました。
 

火球

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 7月11日(火)19時17分3秒
  先日、埼玉県各所で火球が目撃されたもよう。
火球が目撃された地域ではひと月以内に大きな地震が起きる事が多い。
飲料水の確保等、出来る範囲内での準備はしておいた方が良いと思う。
何も起こらなければ、その方が良いのは勿論。
 

強くなる為の修行

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 7月 8日(土)07時14分43秒
  中学生棋士の藤井聡太四段が強いのは、血の滲むような努力をしたからではない。

「血の滲むような努力」と云う表現には、自身を精神的・肉体的に極限まで追い込む様なイメージがある。
武術の先生の中にも、「長年の厳しい修行に耐えなくては上に行けない」という人もいる。

将棋なら将棋、武術なら武術。とことん好きになれば楽しくいつまでも没入出来る。そこにあるのは「苦しみ」ではなく「楽しみ」。

要するに、上達するためには「厳しい修行」は必要ない。好きであればその事に没入出来る。
周囲の目から見れば、「あの人は物凄い努力をしている」となるのだろうが、本人は好きだから楽しく夢中になっているだけ。

 

藤井聡太四段が単独連勝記録達成

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月27日(火)07時36分6秒
編集済
  昨夜、中学生棋士の藤井聡太四段が30年ぶりに連署記録を塗り替えた。
弱冠14歳の中学生の強さの秘密は何なのか?

多分、彼は「直観像記憶」の持ち主なのではないだろうか?

それ以外に、強さの謎を解き明かすキーワードが思い当たらない。

「藤井聡太四段」と「直観像記憶」と云うワードで検索を掛けると、某プロ棋士のブログに当たる。彼も藤井聡太四段に直観像記憶の能力が備わっているのではないかと推測している。

いずれメディアの取材によってそこら辺のところが明らかにされていくと思う。

ちなみに「直観像記憶」についての解説をウィキペディアから引用する。以下。

ヒトでは幼少期にこの能力は普通に見られ、通常は思春期以前に消失する。だがこの「消失」とは、その能力自体の消失か、それとも、なくなった様に思えても潜在的には存在しているのか、正確にはわかってない。京都大学霊長類研究所の研究では、チンパンジーの幼獣にも映像記憶の能力があることがわかり、その事からチンパンジーの子供の記憶力は、ヒトの成人を上回ると考えられている。この点から、知能の発達した類人猿では野生の世界で生存するための手段として、この能力が発達した可能性があり、その意味では原始的な記憶能力と考えられる。ヒトは言語によって自然界の事象を抽象的に把握する能力が向上したために、映像記憶の能力が衰えたとも考えられる。類人猿以外の動物にも同様の能力があるかどうかはわかっていない。
ただしヒトには成人後も、映像記憶能力を保ち続ける者がわずかではあるが存在する。映像記憶能力の保持者は、電車の中から一瞬見えた風景を後から緻密にスケッチしたり、本を紙面ごと記憶したりできる。速読術、記憶術などと関連付けて後天的な技術としての獲得を目指す人もいる。イメージ訓練や瞑想などがその訓練方法である。しかし完全な後天的習得は非常に困難である。
 

「合気」の技を成立させる心理的側面

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月25日(日)07時21分0秒
  動画などで「合気」の技を観ていると、信じがたい現象を目の当りにする。

一言で言ってしまうと「やらせ!」もしくは「催眠術!」

催眠術の世界には「瞬間催眠術」と云うのがあって、一瞬で相手の心や身体の機能を掌握・操作してしまう技術がある(らしい)。

書店で『閃光の催眠術入門』と云う本を見つけたので早速購入した。
一瞬で「握った手が開かなくなる」等の技が10個ほど紹介されている。
内容も読み易く、写真解説も解り易い。QRコードで動画にもアクセス出来る。

この本を読んで研究すれば自分なりの「超絶合気」を体現出来るかも知れない。それが出来なくても、武術の技の身体操作的側面を補完する心理的側面を研究するための一助となるはず。

 

「身体の使い方」についての本

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月17日(土)18時01分22秒
  身体操作をテーマとした本で、久し振りに面白そうな本を発見。早速、購入しました。

『トップアスリートに伝授した 怪我をしない体と心の使いかた』

<目次>

まえがき――「怪しい我」が怪我をする

◆序章

欠点に意識を置くと怪我をする――理想的動作のジレンマ
「なんとかしよう」にご用心 ―― 心の力みは体の力み
あなたには引き出しがいくつある?
怪我はビッグチャンスである
治療師の「目」は、どこを見る?
激戦のプロ野球界で生き抜く術
研究室とフィールドが手を取り合って

◆第1章 常識を疑うことから始めましょう――手指、腕、肩、首

1.見た目にだまされてはいけない――手指の使いかた

五本指への絶妙なネーミング
不器用な薬指は、はたして必要か?
イチロー選手の小指を、クローズアップしてみれば
ほとんどのピッチャーが勘違いしているスナップ動作
体験すればわかる、二本指で押し込む強さ
すべての動作には、表と裏がある
今日の動作を、はたして明日修正できるか?
一流選手は目に見えない不調に気がつく

2.姿勢の変化は感情の変化――腕・肩の使いかた

腕の始まりはどこから?
肩凝りの筋肉は僧帽筋
肩肘を張らずに生きましょう
シュートの飛距離と安定感を、劇的に変える方法
肩凝りは胸凝り――大胸筋が猫背を招く
前肩の一流選手はあり得ない
アドバイスには気分と感情を添えて

3.しかめっ面は怪我のもと――首・顎の使いかた

首筋をゆるめる――胸鎖乳突筋
微笑んで練習するのは不謹慎
一流選手は、無意識に力みを外す動作に到達する

◆第2章 体も心も、力を抜く勇気を持て――股関節、脚、腰、膝

1.楽な動作を追い求めよ――股関節の使いかた

股関節の場所は、コマネチではない
太ももの骨は、股関節にどのようにはまっているか
掃除機のかけかたも、ウサイン・ボルトの走りかたも、外旋が正解
外旋の威力を体で確かめよう
指導者のみなさん、客観原理を感覚に翻訳できますか?
人間を携帯電話に例えると
腰を回す軸はどこにある?―― 一流選手の感覚ワールド

2.体は賢く、正しい動きを知っている――立ちかた

人間にもしっぽがある
立ちかたには前進型と後進型がある
静が動に変わる瞬間(とき)――前進型
いつでも後ろに発進する――後進型
支持点と重心点のずれ
体は知っている
ネイマールは足首を曲げて使う? 伸ばして使う?
メッシは、相手を抜く前に膝を抜く

3.無心になって、はじめてできること――膝の抜き方

腕力vs重力
満員電車で隣の人に喜んでもらう方法
ドログバの筋肉は、力を抜くためにある
膝を抜く感覚のエクササイズ
膝を抜くときは、遠くの山を見るように――〝見の目〟と〝観の目〟
地球と一体になる感覚――意識を外す
全力とは、筋力のMAXではない
神経や筋肉の働きが、人間社会のお手本となる

◆第3章 研ぎ澄まされた感覚を求めて

1.体と心をコントロールする要(かなめ)――水平感覚

あなたは〝絶対水平感覚〟を持っていますか?
聴覚は動作の司令塔
人間に備わるジャイロセンサー・加速度センサー――平衡感覚器
スポーツ選手に不可欠な〝空間認識能力〟
自分の動作を頭の中にイメージできますか?――体性感覚
武術の目付(めつけ)
五輪書の教え「少し頤(おとがい)を出す心なり」――顔の角度と緊張
イチロー選手のルーティンに秘められた遠山(えんざん)の目付
眼球を動かす筋肉
顔の角度で眼球の動きが制限される
「見る」とぶつかる、「見通す」とかわして抜ける――水平感覚と目線

2.常識を打ち破った先に拓ける世界――肩甲骨の使い方

腕の挙上の新定説
本当ゼロポジションはどこ?
アタックもブロックも、肩甲骨で「押す」
平泳ぎは、小さなモーションで大きな推進力を得る
流れるような背泳ぎに、大きなモーションは要らない
怪我の功名で勝ち取った、萩野選手の金メダル
あなたは、コーチの指摘に疑問を持つことができますか?

◆ 第4章 プロ野球チームのコンディショニングコーチに聞きたい21のこと

Q1.「良い選手は怪我をしない」とよく言われますが、本当ですか?
Q2.良い選手は、どうしてパフォーマンスが高く、怪我もしないのですか?
Q3.野球に必要なコンディショニングってどんなことですか?
Q4.ウエイト・トレーニングって必要ですか?
Q5.トレーニングメニューは、それぞれの選手で違っていますか?
Q6.プロ野球選手は、自分でメニューを考えるのですか?
Q7.怪我をする原因を教えてください
Q8.上手な休息の取りかたを教えてください
Q9.監督にアピールしたいので、どうしても運動量が多くなってしまうのですが
Q10.休むと負けだという気がしてしまいます
Q11.走り込み神話って本当ですか?
Q12.モチベーションが保てないときは、どうしますか?
Q13.加齢にはデメリットしかないのですか?
Q14.長距離トレーニングは必要ですか?
Q15.指導者にとってマネジメントで大切なことはなんですか?
Q16.選手のコンディショニングのために指導者ができることはありますか?
Q17.選手が痛みをうったえたときはどうすれば良いですか?
Q18.痛みを隠したがる選手には、どのように声を掛けたら良いですか?
Q19.怪我をプラスに変えることはできますか?
Q20.一流選手はウエイト・トレーニングをしますか?
Q21.ずばり、一流選手になるには、どうすれば良いですか?
一流のトレーニングコーチとは?(小田伸午)

◆座談会 山内卓也×浅井康太

◆あとがき

 

夢の不思議

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月 7日(水)19時47分13秒
  最近、3~40年前に見た夢を思い出す。それも、一つ二つではなく数十個単位で・・・・
このままだと、物心ついてから現在までに見た夢の殆どを思い出す事になるだろう。

どうしてそんなに過去にみた夢を思い出すのか?その理由を個人的に「ジグソーバズル効果」と呼んでいる。

時間のパズル、空間のパズル・・・・具体的に説明すると・・・

●明け方、Aと云うストーリーの夢を見る。そのストーリーは過去に見たBと云う夢の続きである事にふと気付く(=夢Bを思い出す)。更に、過去に見た夢Cは、ストーリーAの夢の続きである事に気付く(=夢Cを思い出す)。B→A→Cのストーリー、Aを見た事で前後の夢を思い出す。

●明け方見た夢の中で、歩いている道を曲がると過去に見た夢の場所に辿り着く。遠くに見える家は過去に見た夢の中の登場人物Dさんが住む家。登場人物Dさんはいくつかの夢にまたがって登場する。Dさんの夢を見る事でDさんが登場したそのほかの夢も一度に思い出す。

バラバラだった夢の世界が、ジグソーパズルの様に一つの絵に組み上がっていく過程。このパズルの完成は数十年先になる。多分、生きている間に完成する事はないと思う。

なぜ、このような現象が起きているのかと云うと、多分、脳の性として「辻褄を合わせる」「意味の無いものにもっともらしい意味を与える」「都合の良い様に記憶を捻じ曲げる」といった働きがあるからだろうと思う。

私と似たような不思議な経験をしている人はわずかだが存在する様だ。たしか嵐山光三郎という人が似たような経験をエッセイに書いていたと記憶する。

とにもかくにも夢の世界はワクワクするほど面白い。




 

武術とマインドフルネス

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 6月 2日(金)20時13分56秒
  ある本を読んでいたら、今、流行りのマインドフルネスについて言及されていた。

マインドフルネスとは、「過去」に起きた出来事を思い悩まず、これから起こる「未来」を心配せず、「今」この時を大切に生きるという考えの様だ。

この考え方は武術にも当て嵌まる。

技を遣う場合、

自分の実力や相手の実力(=過去)を気にしない。
技が掛かるか掛からないか(=未来)気にしない。
技そのもの(=今)になりきる。

「過去」や「未来」からやってくる雑念を払い、「今」この時に集中すれば、今まで以上に技は掛かる様になる。そして・・・

「過去」や「未来」は勿論、「現在」にすら、心をとどめない動き。それこそが「究極」であると、『猫の妙術』や『名人傳』は教えている。

起倒流柔術の加藤有慶師範などはそのような身体操作を体現出来た稀有な武術家の一人かも知れない。

 

現代の忍術

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 5月30日(火)20時04分38秒
  『全図解アメリカ海軍SEALのサバイバル・マニュアル 極限を生き抜く精鋭たちが学んでいること』という本が面白い。以下、内容紹介。

「これはフィクションではない。現実(リアル)である」――著者 クリント・エマーソン

危機に直面したとき、生存者と犠牲者を分かつのは、この「ごく基本的な知識」を持っているか、持っていないかだ。
ミッションの準備から、情報収集、ターゲットの追跡、任務の遂行、ピンチの脱出法まで……

アメリカ海軍の特殊部隊である「SEAL」が学んでいる、世界最強のサバイバル・スキルを全公開!

「自己防衛」の基本/とっさに身を守る場所を選ぶ/敵の侵入を防ぐ/一撃で倒す/監視から逃れる/身近なものを武器に変える/心理戦を仕掛ける/痕跡を消す/ビルから脱出する/錠前をこじ開ける/画像の中に情報を隠す/水中でも生き延びる/すばやく変装する/銃撃者の攻撃を切り抜ける/結束を外す ……etc.

ロープを使って高いところに登る方法などは秀逸。即席の赤外線追跡装置や武器の作り方、即席の合鍵の作り方、様々な状況から脱出する方法等々・・・知っているのと知らないのとでは大違い。

思わず試してみたくなる技が満載です。

 

勝つための戦略

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 4月29日(土)06時57分16秒
編集済
  木原直哉氏の本を数冊読んでみた。

木原さんという方は世界的なポーカーゲームの大会で日本人唯一の優勝経験を持つひと。

ポーカーゲームでは、相手より有利なカードを揃えないと勝利出来ない。
けれども、相手が疑心暗鬼に陥り先に勝負を降りてしまえば、不利なカードでも自身の勝ちになる。

要するに、
①自身が有利と判断したら、相手に勝負をさせる。
②自身が不利と判断したら、相手を自主的に勝負から降ろさせる。

ここら辺の心理的な駆け引きに長じれば、勝率を上げられるのだろう。これは、ポーカーゲームに限らず、実生活上での様々な駆け引きの場に於いても言える事だろう。

武術に限らず、「勝つ為の戦略」「駆け引き」は実生活のあらゆる局面で重要な要素となる。

楠木流兵法は、卑怯を嫌い清廉を専らとする兵法であるが、「バカ正直では狡猾な相手に勝てない」という自己分析も怠らない。ゆえに、「目的やこころざしは高潔を保持」する一方、それらの理想を達成する為には孫子兵法の様な策略も用いるべき・・・と記してもいる。

高潔な理想を実現させる為には、手段を択ばない。敵に欺かれる事なく、敵を欺く。

争いを好むのではなく、争いはなるべく避ける。
敵を倒す事に主眼を置くのではなく、自身を護る事を優先させる。
敵を徹底的に打ちのめすのではなく、戦意を喪失させるところまで。
戦いの後に禍根を残さぬ様、敵の立場にも配慮する。
 

有事への備え

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 4月 9日(日)12時48分48秒
  近々、アメリカが北朝鮮に攻撃を仕掛ける可能性が報道番組等で取り沙汰されている。
もし、それが現実となれば、日本国内に潜伏している北朝鮮のスパイ達がテロを決行するはずだ。
飛行機や新幹線・地下鉄等の交通機関や、人が集まる大規模施設等狙われる可能性が大きい。
化学兵器・生物兵器等の使用も想定される。
非常用の食料や飲料を確保すると共に、テロのターゲットになり易い危険な場所には行かない様、気を付けた方が良いだろう。

ところで、アメリカが北朝鮮を攻撃する可能性はどの程度なのか?
私は可成りの高い確率で「今年中にある」のではないかと考えている。
勿論、無ければ無いに越した事はない。
 

興味深い研究

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 4月 1日(土)07時36分39秒
  『戦場における「人殺し」の心理学』と云う本が有るのだそうです。その本によれば・・・

①第二次世界大戦の戦場で、戦闘中に敵に向かって発砲していた兵士は、全体の約15から20%くらいだった。
②南北戦争の戦場から回収された27575挺のうち12000挺に複数の弾丸が装填されていた。一発づつ弾丸を込めて使用するマスケット銃の中に複数の弾丸が残留していたと云う事は、周囲の兵士の目を誤魔化す為に、銃を撃たずに弾丸を込める動作だけを繰り返していた、と云う事。
回収された銃の中には23発もの弾丸が残留していたものもあったそうです。

戦場の様な極限状況に於いても、多くの人は人を殺す事に強い抵抗感を持っている事がわかります。ところが・・・

③兵士の約2%は殺人に対する抵抗感を持たず、殺人による精神的ダメージも受けなかった。(アメリカ精神医学会の報告によれば、彼らはソシオパス=反社会性人格障害者なのだそうです)戦場に於いて「英雄」の称号を得られる可能性の高い人たち。
④ ①②の様な実態を踏まえた研究が進み、研究成果に基づく訓練が行われた結果、ベトナム戦争に於いては、90から95%の米兵が敵に向かって発砲出来る様になった。

「殺人」に対する抵抗感や罪悪感を払拭する訓練とは如何なるものなのか?あまり知りたくもない。

喧嘩や戦闘、武術の試合等、「迷わない人」「ためらわない人」は強い。けれども、そのような「無慈悲な強さ」を人として肯定する事は出来ない。
 

護身の作法

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 3月31日(金)20時54分0秒
  玄関で靴を脱ぎ、訪問先の家に上げて貰う。
この時、脱いだ靴のつま先を外に向けて揃える人が多い。
これは、訪問先を辞する時に素早く靴を履いて即座に去る事ができるからだ。

しかし、この様な「靴のつま先を外に向けて揃える」作法には問題があると私は考える。

<問題点その1>
玄関で訪問先の家人に見送られる際、その人たちにお尻を向けてしまうことになり、大変失礼となるのではないだろうか?
靴を脱いだ時、つま先が家の内の方向に向いたままであれば、靴を履く時も相手と正対した状態になるし、そのまま後退して玄関を出れば、最後まで相手にお尻を見せなくても済む。

<問題点その2>
相手にお尻を見せる、と云う事は、背中を見せた無防備な状態である、と云う事。不意に襲われたら防御が困難な状態。

訪問先の家人が客人の靴を外向きに揃えてくれる事もしばしば有るが、これは、客人が帰る時に靴を履き易くする為の気遣いであろう。
但し、訪問先の家人が密かに客人の命を狙っていた場合、外向きに靴を揃える行為は、背後からの攻撃のチャンスを作る目的でなされたと推察できる。

(多分、いにしえの礼法の中にもそのような考え方をする流儀があるのではないだろうか?)

 

脱力についての個人的な見解

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 3月20日(月)11時35分47秒
  ある特定の武術流儀に於いて「脱力技法」と云うのは、大きな比重を占めている。

一言で「脱力技法」と云っても、なかなか難しく、稽古を重ねても出来ない人が多い。一方で、生来、体性感覚に優れた人は、ほとんど稽古をしなくてもその場で出来てしまう。

「脱力」が出来ない人に、「全身の力を抜いて下さい」と云う指示を出すと、
①全身の力を同時に抜こうとする。あるいは、
②部分的に脱力出来ていても、部分的に緊張が残っている。あるいは、
③中心部の力を抜くより先に末端部の力を抜いている。
 下半身の力を抜くより先に上半身の力を抜いている。

①の様に全身の力を「同時に」抜く事は事実上不可能と考える。なぜなら、事前に全ての身体パーツを一つに繋げた後でないと、「同時に」脱力する事が出来ないからだ。全ての身体パーツを一つに繋げる為には、それなりの「力み」が必要になる。ゆえに、最初から、全身同時脱力は成功しない。

全身同時脱力をしている様に見えるのは、部分から部分への脱力順序の間が極めて短い為にその様に見えるだけである。

脱力の手順は③の逆が正しい。即ち、

●身体の中心部から末端部へ
●下半身から上半身へ

具体的には・・・

胴体の力を抜いて後、腕の力を抜く、と云った大雑把なモノではなく、
腹部→胸部→肩→上腕→前腕→手首→掌→指・・・と云う様に、脱力の波を波及させる。

その際、脱力の波が中心から末端まで1秒で達するケースもあれば、0.3秒で達するケースもある。相手に及ぼす技の威力は1秒の時よりも0.3秒の時の方が大きい。

脱力をするときに息を吐きながらすると上手くいく、と云う話があるが、これも本末転倒である。
脱力を行えば、身体の中に残っていた息が自然と外に漏れる。

息は意識的に吐くのではない。意識的に息を吐こうとすれば、その時に余分な力が入るからだ。

脱力によって自然と外に漏れる。決して意識的に「息を吐く」のではない。


 

とても気になる

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 3月10日(金)20時38分36秒
  今日から公開されるディズニー映画、『モアナと伝説の海』について、予告編を見ていて驚いた。

モアナと一緒に冒険をする半神半人の英雄マウイ。大きな釣り針を持ち、鳥に変身する。

このマウイ、日本神話に於ける海幸彦そのものでは?

①海幸山幸の神話は、海幸彦の大切にしていた釣り針を山幸彦が失くしてしまうことが発端となっている。(釣り針はマウイにとっても、海幸彦にとっても大切なもの)
②山幸彦の孫は神武天皇となり、海幸彦の子孫は隼人となる。(マウイが変身するのは鳩、隼人=ハヤブサのヒト)

ご先祖が隼人の一族なので、『古事記』の記述をそのまま信じれば、私自身も海幸彦の直系の子孫となる。そして太平洋の島々に残るマウイの伝説が海幸彦の伝承へと繋がるものであるならば、マウイも又私のご先祖様であると解釈出来る。(随分と都合の良過ぎる解釈だが・・・)

・・・と云うワケで、時間が出来たら映画館に足を運び、是非、この作品を観てみたい。
 

動きの質

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 2月26日(日)09時09分32秒
  ここ最近、空港内での暗殺の映像がTVで頻繁に流れていた。

女性の暗殺者が背後から一気に近づき、相手の口元に毒を含ませた布を押し付ける、と云う映像だ。

予備動作も無く、タメも作らずに、一気に相手に接近する。しかも、素早い動作で飛び込み、静止しているのに体勢が全く崩れていない。

素人がテレビのイタズラ企画と勘違いして乗せられた・・・などと云う言い訳は通用しない。それくらい、高度な身体操作であると感じた。

武術、もしくは舞踏の心得がなければ、あのような動きは絶対に不可能、・・・と云うより、武術の高段者の中でもあのような動きを真似出来る人は稀だと思う。
 

科学的根拠はありませんが・・・

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 2月11日(土)17時17分5秒
  先日、NZ沖に400頭のゴンドウクジラが打ち上げられたらしい。
又、数日前には日本海方面の広い範囲で火球が目撃されたらしい。
NZの地震と日本の地震はリンクしている印象を受ける。
又、地震の前兆現象として火球が観測されるケースも多い様なので、ここ数週間は大きな地震に警戒した方が良いかも知れない。何も起こらなければそれはそれで目出度い事。
 

機能快を超えるもの

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 2月 8日(水)20時10分7秒
編集済
  精妙な身体操作を体現出来れば機能快の極致を体感出来る。
但し、この「精妙な身体操作」は、脳みそをフル稼働させ、感覚器官全てを鋭敏に保持した状態でなければ体現出来ない。

今やっている稽古は脳みそを使わず、つまり何も考えず意識せず、感覚器官から入ってくる情報を処理しないまま放置した状態で「動く」事をテーマとしている。

ゆえに機能快を体感する事は出来ないが、生命や自然や人間の本質についての不可思議に触れる事が出来る。

宗教やオカルトの類と誤解されそうな表現だが、一緒に稽古をしている人には何となく分かって貰える感覚だと思う。

「脱力」と云うのも、身体操作の極致を体現する為の手段の一つではあるが、「脱力」を意識して動いた時点で、脳や感覚器官はフルに稼働してしまう。

脳も感覚器官も放棄して動いた時に初めて「生命と自然の神秘」は発動する。その時の動きが脱力状態だったか否かは全く重要ではない。

作為を完全に排除した動きは究極にして至高。『名人傳』や『猫の妙術』もそのことを言っているのだと思う。




 

車内でのマナー違反

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 1月29日(日)07時29分6秒
編集済
  先日電車に乗ると、反対側の座席をベッド替わりに熟睡している男がいた。しかも靴も脱がずに座席を汚している。年に数回は目にする不愉快な光景だ。

この様な人達の行為を注意すると、逆に怒鳴られたり、最悪、暴力を振るわれたりする。だから、だれも注意をせず、関わり合いにならない様に離れていく。

彼らが電車の中で二度とマナー違反を犯さない様にするためにはどうすれば良いか?ヒマなので、その寝姿を観察しながらいろいろ考えてみた。

①「↓わたしはバカです。笑ってください。」と云う張り紙を目立つところに貼る。本人が目をさまして張り紙を発見した時のリアクションが面白そう。
②強粘着ガムテープで寝ている男の両目を塞ぐ。気が付いて?がそうとしても眉毛や睫毛が引っ張られて痛いのでパニックになる。男はしばらく何も見えず暴れることも出来ないので、ゆっくり余裕をもって現場から離れる事が出来、とても安全。

・・・と、まぁ、ヒマつぶしの思考を巡らせてみました。
 

何もしなくても敵は勝手に崩れていく

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 1月15日(日)09時24分4秒
  四足歩行の犬猫と二足歩行のヒトを比較する。

四足で立つ犬猫の場合、左右前足・左右後足の4点を結ぶ四角形の面より外側に重心が移動しなければ崩れない。
一方、二足で立つヒトの場合、左右の足の2点を結ぶ直線の外側に重心が移動してしまうと崩れてしまう。

敵が組み付いて来たり、自身の身体の一部を掴んで来たりすると、自身の身体は敵の身体と繋がって一つになってしまう。
この時、敵の左右の足と自身の左右の足の4点を結ぶ四角形の面が出来る。自身も敵もこの四角形の外に重心を出さない様に身体操作をする。
柔道の試合で相互にへっぴり腰の前傾姿勢で組み合うのも、四角形の外側に重心を出さない様にしようと云う意図が働いているからだ。

敵に掴まれて膠着状態になった時、自身の重心も敵の重心も四角形の中にある。
この状態で自身の重心を自身の二足の線上に戻すとどうなるのかと云うと、自身と敵との間にあった四角形が消滅してしまう。
この時、敵の重心は自身の2足を結ぶ線上から離れているので、崩れてしまう。

敵に掴まれた状態でも、自身の重心は常に2足の線上に置いて動く。
相手の存在を意識しない「自分中心の動き」を一貫することで、幻想の四角形に囚われている敵は勝手に崩れていく。
 

最近興味を持っているテーマ

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2017年 1月 2日(月)08時52分30秒
  最近は人間生来の気質についての考えを巡らせている。

諸説有るけれども、HSP(ハイリィ センシティブ パーソン)は15~20%の比率で、サイコパスは1~4%の比率で存在するらしい。

HSPもサイコパスも後天的な性格ではなく、先天的気質であると云う事。そして、いずれの存在も長い人類の歴史を経て淘汰されていない事を考慮に入れれば、その存在が「種全体の存続の為に必要であるから」と云う仮説が成立する。

サイコパスについていえば、「恐怖感の欠如」というのが特徴の一つなので、自身の属する群れが危機に直面した時に、無鉄砲ともいえる行動で問題解決を図れることもある。一方、HSPは普段から危機管理を徹底しており、事前に危険を察知する事にも秀でている。

サイコパスは攻撃的側面・積極的側面をリードし、HSPは防御的側面・安定的側面を担当することで、自身が属する群れを護っているのではないだろうか?

ある小型の哺乳類は、ライオンなどに襲われそうになると群れ全体で走って逃げる。ただ、群れの中に数匹、硬直して動けなくなる個体がおり、彼らは自身が餌食になることで群れ全体を救う役目を負っている。この貧乏くじのような役割は先天的に決められている。
ヒトの中にも先天的に足の遅い遺伝子を持つものがいるかも知れないが、これは不名誉な事ではなく、自身が犠牲となる事で群れを救うといった、崇高な遺伝子を継承していると考えた方が理に叶っている。

サイコパスというと直ぐに猟奇的犯罪者を連想するが、成功したビジネスマンや一流のスポーツ選手の中に多くみられる気質だそうだ。確かに、恐怖感・不安感・罪悪感がなければ、思い切っていろいろな事に挑戦出来ますよね。




 

武術の本はすぐに消えてゆく

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年12月31日(土)08時26分19秒
  この間、東京の書店で柳生心眼流の復刻本を見掛けた。20年以上前に刊行された本に数十ベージの内容を増補したものだった。書泉以外の書店では見掛けない為、おそらく発行部数は500部程度のものだろう。
(高専柔道の技法解説書も復刻されていたが、こちらは直ぐに完売した様だ。)

同じ柳生心眼流の技法解説本でも、宗家の著した箱入りの本があるが、これは更に希少なもので現在では入手困難かも知れない。

昔、書泉で浅山一伝流の函入りの本を買ったが、これも限定500部(愛隆堂)だった。

更に、以前通販で『伯耆流柔術秘伝絵巻』を買ったが、これも当初は限定500部(実際には800部)だった。この本の中古本は現在でもネットで購入可能な様だ。2~3万円で買えるならば、購入しておいた方が良いと思う。それだけ中身が興味深い。

武術技法書は出版されても自費出版程度の少ない部数で、しかも値段が高い。購入を躊躇っていると直ぐに売り切れて入手困難となってしまう。

武術本ばかりではなく、最近では著名人が大手出版社から出した新書なども、初版は1,000~2,000部位しか出さないケースがざらに有るので、その後増刷されずに数か月後には入手困難になるケースも増えている。



 

66年・・・の続き

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年12月17日(土)17時19分16秒
  ①66年・・・と云うのは、以前の書き込みで言及した年数。それは、・・・
1903年にライト兄弟が初飛行に成功した僅か66年後(1969年)に、人類が月に到達してしまった、と云う「超加速度的科学技術の進歩」を象徴する年数の事。

②加速度的なのは科学技術の進歩だけではない。例えば人口増加。現在の地球人口は約73億人。半世紀前の人口は約半分。つまり、たった50年で地球人口が倍になった、と云う事。

③昔は、「人生50年」と云われてきた。日本人の平均寿命についていえば、ずうぅーっっっと50歳を超える事は無かった。平均寿命が50歳を超えるのは終戦後(1940年代末)。
それからたったの半世紀で平均寿命が80歳に伸びた。
医療・年金制度が破綻しかけているのは、政治家が無能なワケではなく、日本人が急激に長生きするようになったからだ。

④コンピューターが発明されて一世紀先の未来、つまり20~30年後。遂に人類の能力を凌駕する時が来る。確か「シンギュラリティ」とか言うんでしたっけ?

余りに急激な変化に、従来のシステムや価値観が追い付いていかない。そしてこれからの未来、変化の速度は今まで以上に加速する。人類がそのスピードについていけなくなった時、「滅亡」が現実のものとなる。

よほど上手にやらないと、100年後には人類ほ滅亡しているかも知れない。

宇宙人が存在していて地球や人類の事を心配してくれているのだと仮定すると、そろそろ姿をあらわして行動を起こすかも知れません(笑)
 

Re:武田惣角

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年12月10日(土)18時41分48秒
  書き込みありがとうございます。池月様のブログはよく拝見させていただいています。

武田惣角師と大東流にまつわる謎は沢山ありますが、残念なのは惣角自身が文章で記録を残さなかった事です。惣角自身の手になる記録文書が存在していれば現代まで尾を引いている様々な「謎」の大半は解決していた筈です。

惣角がいわゆる「読字障害」だった事は間違いないと思います。天才と云われる歴史上の偉人の中にも、しばしば読字障害の症状を顕す人がいる様です。
知能指数130以上は50人に一人、140以上は100人に一人と云われているけれども、大東流に伝承される複雑な複合関節技や多人数捕りなどは、凡人の頭脳からは創造出来ないレベルの高度なモノです。
 

武田惣角

 投稿者:池月映メール  投稿日:2016年12月 6日(火)16時00分24秒
  武田惣角の故郷である福島県は大東流発祥といわれますが、史実の信ぴょう性が低い、情報提供がないなどと指摘され、今回私が初めて地元マスコミに5回連載で発表しました。大東流各派の協力もあり、「惣角一代記」の新事実も発表できましたので、ブログの写真をクリックすれば拡大して見れます。

http://www.ikezuki.sakura.ne.jp

 

武術と人工知能

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年11月24日(木)20時09分11秒
  囲碁や将棋の世界では、人工知能が高段位の棋士を破っている。

そう遠くない未来。人工知能は人間の知性を凌駕し、小説や絵画・音楽等の芸術作品までも創作するようになる。新たな発明・発見は人工知能によってなされる様になる。人類最後の発明が人工知能であると云われる所以である。(そのような未来が来ると言われている。)

そんな未来に人工知能の総力を傾注すれば、未だかつてない武術の体系と術理が創造出来るかもしれない。
仮に、人類の能力を遥かに凌駕する人工知能が実現したとしても、ヒトに出来て人工知能に出来ない事もある。それは・・・「考えない」事。人工知能が考える事を止めてしまったら、それはもはや人工知能ではなくなってしまうのだから。

今、私が武術の稽古をしている時に心掛けている事こそ、「考えないで動く」と云う事。
「勘」だとか「気配」だとか云うモノは思考(理性)の対極にある。
「勘」や「気配」は、思考(理性)の干渉を受けると搔き消されてしまうが、「何も考えない」でいれば「勘」も働き「気配」も消える事が無いので感じる事が出来る。

「無相」を中心に据えた稽古で身体操作の極致を目指し、その副産物として第六感を獲得する・・・と云うのが、現在の私の方向性かも知れない。




 

超スーパームーン

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年11月14日(月)19時05分52秒
  68年振りの超スーパームーン。

引力の影響で大きな地震が起きるのではないかと言われていたが、前日にはニュージーランドで大きな地震が起きてしまった。

311東日本大震災の数日前にも、確かニュージーランドで大きな地震が起きていたと記憶する。

二つの地震に何らかの関連性があると仮定すれば、今後暫くの間は日本において大きな地震が起こりうる(可能性もある)。

何も起きない事を願ってはいるが、用心に越した事はない。無理のない範囲で食料や飲料水の確保をしておくのも良いだろう。
 

HSP

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年10月30日(日)07時24分48秒
編集済
  『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』と云う本を見つけ、早速、読み始めた。

本の主題であるHSPと云うのは「とても敏感な人」の意で、これは心の病ではなく、5人に一人が該当する気質。

本巻頭のHSPチェックテストをやると、私自身も明確にHPSの特質を持っている事が解る。

HSPの持つ能力や弱点など、大変参考になる内容が記されているので興味深い。

武術を趣味とする人たちには、このHPSの人が多いような気がする。

以下、HSPチェックテスト(48項目)よりいくつかを抜粋
①競争や争いは苦手
②毎日、一人でいる時間が必要
③美しい自然や芸術作品を見ると喜びで胸がいっぱいになる
④社交の場などが苦手
⑤動物や植物の状態をよく感知できる

以下、HSPの利点
共感能力、創造性、情報吸収力、危機管理能力等に優れている。

以下、HSPの弱点
恐怖感・不安感・罪悪感にとらわれ易い。自分で定めたルールに縛られる等。

こころあたりのある人には一読をおすすめします。
 

サバイバルその3・・・ビニール袋で火熾し

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年10月14日(金)20時29分40秒
  どこの家庭にもある透明なビニール袋。それに水を満たし袋の口を閉める。
これが丁度レンズの役割を果たし、太陽光を一点に収束させる。

発想としては単純だが、イザ、その時になってもなかなか思いつかない。天晴れなアイデア!
 

「シコウ」を消した動き

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 9月30日(金)21時06分35秒
編集済
  顔写真を何枚も合成していくと、個性が中和されて平均的な顔が出来上がる。
この「平均的な顔」、つまらない平凡な顔などではなく、驚くほど美しい顔に仕上がるのだそうだ。

たくさんの人が書いた文字も、合成していくとバランスのとれた美しい文字に仕上がる事だろう。

「個性」「特徴」「癖」などは、標準からはみ出したり標準から欠けたりしているモノだから、「歪み」としてとらえることも出来る。

「歪み」を取り除けば「標準のカタチ」に戻る。
この「標準のカタチ」は無個性でつまらないものなどではなく、きわめて美しいもの。

「動き」における「歪み」はその人のシコウ(=思考・嗜好・志向)から生まれる。

シコウを無くして歪みのない動きを体現する為には、「何も考えずに動く」事。
そうすれば至高の動きを体現出来る。

「何も考えずに動く」=簡単な様で難しい・・・と云うか、簡単過ぎて難しい。

無相の「相」は「手相」「人相」「様相」の「相」。つまり、「無相」と云うのは「何の色もカタチも無い」「何の目的も意味も無い」「何の個性も特徴も無い」・・・とらえどころの無い様をあらわしている。

無相の動きこそ、究極であり至高であると考え稽古をしている。
 

サバイバルその2・・・単三電池で火熾し

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 9月24日(土)16時07分19秒
  ガムを包む銀紙と単三電池で簡単に火熾しが出来る。
非常の際に使えるので、覚えておくと良いと思います。

 

縄抜け・・・とは、ちょっと違いますが・・・

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 9月23日(金)20時03分52秒
  手足を縛られた状態で水中に放り込まれた時のサバイバル方法・・・と云うのが有りました。

こんな目には絶対会いたくない、けれども世の中何が起こるかわからない(笑)

・・・って事で、一応の「知識」として頭の中に入れておいても損はないハズ!

 

生き残る為の野生の勘

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 9月19日(月)15時06分41秒
  水木しげるさんの戦争体験を記した本を読むと、
①夜中にふらふらと外を出歩いて戻って来たら部隊が全滅していた・・・とか、
②真夜中のジャングルの中を逃げ歩いていたら前方に「ぬりかべ」が立ちはだかり、前へ進めなくなる。朝になって周囲が明るくなると、直ぐ目の前に弾劾絶壁があった。

生存率1パーセントの過酷な南方戦線を生き抜いて来た水木さんには、運が味方をしたかも知れないが、自身の潜在意識(野生の勘)に助けられた面の方が大きいと思う。

水木さんは「妖怪を見た事はないが、その存在を感じる事はよく有る」と言っていた。水木さんにとっての妖怪とは、潜在意識から遣わされたアドバイザーなのかも知れない。

雀鬼こと桜井章一さんにも水木さん同様の神憑り的な勘が備わっているようだ。

お二人の共通点は子供の頃、勉強せずに遊びまくっていた事くらいかもしれないが、子供の頃に体を動かす事と自然に触れる事は、野生の勘を鍛えるには必須の条件なのかも知れない。

武術の稽古をしていると、相手の「野生度」がよく分かる。アタマで考えている間は理性が野生を抑えつけているが、何も考えない(すなわち理性のタガが外れる)と本来の感覚が覚醒し、身体も自由に動かせる様になる。



 

66年

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 9月12日(月)19時53分5秒
  ある小説の最後の方に出てきた言葉。

=人類は飛行機を発明した、たったその66年後に月に到達した=

この言葉の意味するところは、科学技術の進歩や社会の変化は加速度的に進んでいる、ということ。

21世紀に入ってからの10年間は、100年前の100年間、1000年前の1000年間に匹敵するのかも知れない。

人口爆発とそれに伴う環境破壊も加速度的に進んでいるから、日本もあと5年もすれば深刻な食糧不足に見舞われる可能性が大きい。怖いのは、食糧不足が顕在化するたった5年前の時点(=現在)においても、ほとんどの人がその危機的状況を予測出来なかった事。

急激な変化と云うのは恐ろしい。

これからの社会は、10年かけてやっと身に着けた知識や技能が、その時になって全く役に立たない状況になっている。

これはあらゆる分野に当てはまる。武術の世界に於いてもしかり。

①長年の修行の成果が無価値となる
②かつて、1000年続いた武術流儀は無い。今後の100年はかつての1000年以上の変化に見舞われる。よって、現存する武術流儀の殆どは100年後には姿を消しているであろう。
③そもそもマイナンバーなどで財産を全て補足されたら、武術道場の経営も大変だし、相続の際にも、余程対策をしっかりしておかないと家元制度が維持出来なくなる。

人工知能が人類を凌駕するのも目前の様だが、人工知能に選別された人々に財産や情報が集中し、その他大勢は淘汰されてしまう。そんな未来も可能性として考えられる。ところで、人工知能に選ばれる人の特徴とは何だろうか?(以下省略)

未来予測と云うと暗いモノを想像してしまうけれども、誰もが想像出来なかった「明るい未来」がやってくる可能性だって十分にある。

 

『危機管理トレーニング』

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 9月 3日(土)18時40分22秒
  『元機動戦術部隊員に学ぶ危機管理トレーニング』
事件事故・自然災害から身を守り、生き延びる 国内最高レベルの危機管理対応技術を徹底解説

銃やナイフに対処する方法等、一般的な護身術の解説と併せ、例えば高層階からの脱出の方法、ガムテープや結束バンド等で拘束された時の脱出法など、「現代の忍術」とも云える知恵や技法が満載の面白そうな本。迷わず購入しました。




 

地震雲(?)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 8月23日(火)18時56分42秒
  今日の3時頃、東京方面の空に地震雲の様なカタチの雲を発見。

多分、何も起きないと思うけれども、万万が一、数日以内に地震が起きれば、今後、雲で地震を予知できる可能性が出てくる??? 東京は私にとっては武術の稽古や書店巡りの貴重な娯楽の場なので地震は起きてほしくない。
 

<兆し>を読む

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 8月13日(土)08時33分32秒
  犬は恐怖にしっぽを丸め、喜びにしっぽを振る。自分の感情を偽る事無く表出する。

人間も同様に自身の感情を正直に表出させるのだが、その0.2秒後には理性がそれを覆い隠したり、偽りの表情で誤魔化したりしてしまう。

この0.2秒間の真実の表情を微表情と言う。

顔に顕れる表情、体に顕れるジェスチャー、これらを注意深く観察すれば相手の本当の心や意思が読める、と云う事。

武道の上級者が相手の動きを事前に正確に認識出来るのも、微表情やマイクロジェスチャーを読んでいるからなのかも知れない。

 

7秒前の世界

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 8月 9日(火)08時26分11秒
編集済
  私達は「手を動かそう」と意識してから実際に手を動かす。

「手を動かそう」と意識する7秒前には、既に無意識の次元で「手を動かそう」と決めているそうだ。

私達は数万年前の星の光を見、数分前の太陽を見ている。それと同様に、「意識の世界」は「7秒前の無意識の世界」の写しと言って良いだろう。

相手の行動を7秒前に予測する事は可能。実際、脳波を測定する機器によってそれは実現している。けれども、人間が他人の「7秒前の無意識」を解読する事は不可能と考える。ところが・・・

「7秒前の無意識」を解読する事が不可能でも、その「無意識」を操作誘導して「7秒後の意識」とその後の行動を操作誘導する事は可能である。「暗示」と云う手法がそれだ。

「暗示」によるメッセージは、「意識」の壁をすり抜けて「無意識」の領域に到達する。

この「暗示」による無意識操作によって、相手の動きをコントロール出来れば、武術の世界だけではなく囲碁や将棋の世界でも無敵となれるかも知れない。(実際、自分では気が付かないうちにその様な手法を駆使している人は少なからず存在すると思う)

囲碁や将棋の世界で一流の棋士がコンピューターに敗れると云う事態が起きているが、人間とコンピューターの計算力の差もさることながら、「7秒間の空白」は人間にとって圧倒的不利に働く。加えて、コンピューターには「無意識」が無い。「無意識」が無いゆえに暗示に掛かって誘導される事も無い。

今後、コンピューターの能力が飛躍的に発達し、あらゆる面で人間を遥かに凌駕する。そして、遂には意識と意志を獲得して人間を支配(或いは排除)する世界が間近に迫っているらしい。

それでも、身体感覚や味覚、感情といったモノはコンピューターでも獲得出来ないであろうが・・・。




 

情報の信頼性

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 7月24日(日)07時28分20秒
  TVや新聞・週刊誌等、報道内容に不信感を持つ様になって久しい。

「報道の自由度ランキング」というのがあって、世界の中で日本は60位台だそうだから、中国や北朝鮮を笑えない位のレベルに落ちているという事だろう。

以前、都知事選の最有力候補者に唐突に名前が上がった「櫻井パパ」にしても、その直後に「櫻井息子」のYV露出が極端に増えた事も併せて、マスコミの世論操作の臭いがプンプンする。だいたい、「櫻井パパ」本人が立候補を表明せず、世間でまだ話題にものぼらなかった時期に、街頭アンケートでどうして上位にエントリーされるのだろうか?ありえない!
(もし、空気が読めない小池氏が立候補しなければ、櫻井パパが自民党公認候補になっていたのではないかと勘繰ってしまう。)
週刊誌が、鳥越氏の下半身の疑惑をこの時期に出すというのも、明確に選挙妨害の意図を感じる。
本当に、日本のマスコミは誰に操られているのだろう?

アメリカ大統領選挙にしても、日本の報道は「トランプ=キチガイ、ヒラリーは良識派」となっており、いざ選挙となったらヒラリーが当選するであろうと匂わせている。実際はトランプに多くの支持が集まり、ヒラリーは不人気だと聞く。このまま選挙をすればトランプが圧勝だろう。
ちなみに東京の大型書店に行くと、ヒラリー関連の本は2,3冊しか置いていないのに対し、トランプ関連の書籍は10冊以上置いてある。


 

五感をすり抜ける技

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 7月10日(日)16時16分20秒
  マジシャンがいつの間にか対面した相手の腕時計を掏り盗る映像を観た事が有る。

時計を盗られる側は、盗られるところを見ていないし、時計を外された時の腕の感覚も感じていない。

これはマジシャンが相手の視線を他にそらし、注意力を他にそらしたから。

見ても解らない、説明を聞いても理解出来ない、実際に体験しても感覚が伝わって来ない・・・この様に相手の五感や意識をすり抜けて直接身体に作用させる技は存在する。

わざわざ相手の視線や意識を遠くに逸らす必要はない。

視界の中で集中出来るのはごく狭い範囲であって、それ以外の大部分の視界には注意力が及ばない。従って「見えているのに見えていない」状況が出来てしまう。
皮膚感覚にしても、右手の親指一か所に意識を集中する事は容易いが、同時に他の身体の数か所にも意識を集中させる事は難しい。

技の巧者は、技を掛ける時に、相手の五感をミスリードする。

動きを小さく、作用させる力も小さくして、効果絶大な技を遣えば、技を掛けられた相手の五感はフリーズしてしまい、理解不能な状況に追い込まれてしまう。

「小さな動き」は部分的には「小さな動き」ではあるが、身体の他の部分数か所も協調して同時に動かしているので、それらを総体で見ると決して「小さな動き」ではない。

同様に、「小さな力」の作用も、身体の他の部分数か所を協調させて動かしているので、総体的には「小さな力」ではない。例えば、押すと同時に捻りを加え重さを乗せられると、押された感覚のみに意識が集中し、他の感覚が受信できない。

「部分」に囚われていると「全体」を見失う。

 

(無題)

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 6月24日(金)19時59分15秒
  都知事を辞職した舛添さんが、「絹の中国服を着ると肩の筋肉が引っかからないのでスムーズに筆が運ぶ」と言っていた。

着るモノや道具で技量が左右されるというのは、確かにあるかも知れないが、時間や場所や道具を選ばずに、いつでも本領を発揮出来る人が本当に凄い人なのだろう。

以前、『月刊秘伝』に将棋の羽生さんのインタビュー記事が掲載されていたが、その時の時間と場所は、確か、タイトル戦の合間の休憩時間だった。

普通は大切なタイトル戦の合間に、集中力を途切れさせるような事はしないし出来ないのに、羽生さんは平常心でそれをやってのけた。さすがです。

オリンピック代表に選ばれた柔道の選手が、「相手のデータがないので試合に不利」と発言していたことがある。データを分析して相手に応じた対策を立てようとする時点でもう負けている。
「相手に合わせる」と云う事は、相手が主体であると云う事。
「自分のスタイルで柔道をやる」それを貫けば主体は自分にある。

又、自分のデータを相手に分析され研究されても、不利にはならない。その時は、データの裏をかけばいいだけだから、逆に、自分にとっては有利な展開となるかも知れない。

時間も場所も道具も選ばず、相手も選ばない。いつでも自身の本領を十全に発揮できる。それが理想の姿。不利な状況を逆手に取れる様な気転も大事。



 

忍術

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 6月13日(月)19時45分8秒
  歴史新書『忍者を科学する』

著者は『万川集海』全巻の現代語訳を出した中島篤巳氏。『伯耆流柔術秘伝絵巻』を出版し、自らは伯耆流柔術復興初代宗家として武術も教授している。

『万川集海』を読むのが億劫な人におススメの本格的忍者本だと思います。

 

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 5月22日(日)12時35分19秒
  歌川広重の風景画の中に描かれている人物を注意深く観察すると、足の指が6本になっていたりします。これは「うっかり」ではなく「ワザと」そうしている様なのです。
つまり、「6本指」は海賊版(無断複製)が出回った時の判別の鍵となる。

同様に、アメリカの某出版社で販売されている地図には、現実には存在しない「道」が描かれているそうです。
勿論、この「架空の道」、利用者に迷惑を掛けない様に配慮されて描かれている。
何故、正確な地図に小さな架空の道を付け足しているのかと云うと、誰かに無断複製をされた時に、「架空の道」が「動かぬ証拠」となるからです。

HP迷宮武道館の記事にも同様のワナが仕掛けてあります・・・と云うのはウソで、たまたま間誤った記述が有り、後で間違いに気付いたものの「面倒だから直さなくていいや」と、そのまま放置しておいた記述がいくつかある。
(訂正しなくてもほとんど影響がないモノばかりですが、勿論、重大な間違いについては直ぐに訂正しなくてはいけません)
この「未訂正の間違い」のおかげで、第三者がHP迷宮武道館の内容を無断引用した事が判ってしまうケースが今迄2回程有りました。(無断引用される事自態は別に腹立たしい事でもなく、逆に嬉しい気持ちの方が大きい)

余談になりますが、先日、心理学・メンタリズム・マジック等をテーマとした昨年出版の新書を購入して読んでいました。その中で「ウイリングゲーム」についての言及があったのですが、正しい表記は「ウィリングゲーム」
HP迷宮武道館の記述は誤った「イ」のままなので、もしかしたら著者がHP迷宮武道館を参照してくれたのかも・・・などと、自分に都合の良い解釈をしてしまいました。(実際のところは「単なる偶然」だと思います)

武術の技の教授にも「霞(かすみ)」と云うモノがあって、故意に間違った技を教授する事が有るそうです。自分を裏切って分派する弟子を嵌めるのが目的で、最後まで裏切らず自分の下に残った弟子だけに、再度、本当の技を教える。その際、霞の技(=偽者の技)の弱点まで教授したそうです。
なにか、陰湿な感じがします。ただ、実際、私自身も「あんな奴に本当の技を教えるな。お前が本当の技を教えた後、俺が、又、わざわざウソを教えるのは疲れるから」などと外国人の先輩に怒られた事があります。これは随分昔の話です。

教わりに来た人にウソを教えたり、大切な部分をワザと隠したりするのは良い事ではないでしょう。その様な人には好感を持てないし、武術家としてもたいした実力の人はいないと思います。






 

今月号の秘伝

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 5月15日(日)06時34分37秒
  今月号の『秘伝』に雀鬼・桜井章一さんのインタビューが掲載されるとの事なので、さっそく購入して読んでみた。

20ページ位の分量を期待していたけれども、実際は数ページの記事だったので、ちょっと期待外れだった。でも、内容は面白かった。

以下、記事の内容についての感想

記事の中で特に印象に残った言葉は二つ。

●一つ目は「思考する事で(良い)流れが断ち切られる」

つまり、何も考えずに自然の流れに合わせる事が大切、と云う事。
ムカデは100本の足の各々を、考えて動かしているワケではない。何も考えずに動かしている。もし、ムカデが自分の一本一本の足の動かし方を思考して動かしたら、前進出来なくなってしまうだろう。
人の身体もムカデと同じ。何も考えずに自然に任せて動いている時は調和がとれているが、変に意識すると調和が乱れてぎこちなくなる。

武術の動きは「作為的」であってはならない。作為的な動き=思考によって流れが断ち切られた不自然で調和の乱れた動き。

●二つ目は「高度なものより低度なもの」

つまり「複雑なもの」よりも「単純なもの」の方に真理が在る、と云う事。

武術の修行者の中には、複雑な技や術理を有り難がる人が多い。実際には、何も考えずに単純に動いた時の方が技は効く。

ただし、「何も考えず」「単純に」「自然に」動くことは、かなり難しい。「余りに簡単過ぎて難しい」のだ。ゆえに、ここに到達する迄にはかなりの修行を要する。(ごくたまにマグレでふと出来る事も有るが・・・)

「単純さ」について思索を巡らせたい人には、以下の二冊を推奨します。
1・羽生善治『簡単に単純に考える』
2・中島敦『名人傳』
 

身体意識と無相の動き

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 5月 5日(木)10時48分19秒
  本人が、「手だけ動かしている」つもりでも、実際には、手以外に身体の他の部分も上手く協調させて「手を動かしている」

つまり、「部分」だけを動かしているように見えても、実際には「全体」を協調させて動かしている。




本人の意識は「手」に集中しており、実際に動いて見えるのは「手」だけなので、
①手だけ動かしている
②手以外の身体の部位は遣っていない
と云う錯覚が生じる。

(1)は身体意識が自然に在る「無意識」の状態。
身体各部が上手く協調して動くので、武術の技も非常によく効かせる事が出来る。

(2)は丹田に意識を集中した状態。
身体意識に疎密が生じるので、動きに身体各部の絶妙な協調が伴わない。
丹田信者には異論があると思うが、私は個人的に丹田信仰に対して肯定的ではない。

(3)は肩を怪我している人の意識
肩を上手く動かせないのは、
①動かすと肩が痛いから・・・というのは勿論だが、
②肩以外の身体各部の意識が希薄になって、身体全体の協調のバランスが崩れるから。
肩の怪我が完全に治癒しても、「痛み」の記憶が消えない限り、(3)から(1)に戻らないので、動きに違和感が残る。

(4)腕を掴まれた状態
腕に意識が集中している。この状態で相手に技を掛けようとしても掛からない。
いくら敵に強く腕を掴まれていても(1)に戻って身体を操作しなくては、結局は敵に制圧されてしまう。

●何も考えず「当たり前に動く」事が、身体操作の機能を十全に発揮する道。

 

視える事・・・前回書き込みの続き

 投稿者:鳥玄坊  投稿日:2016年 5月 3日(火)19時49分38秒
編集済
  私にとってキシさんは方術の大師匠といえるかも知れない。

そのキシさんが自身の師匠(多分、修験の行者の様な人?)について語った内容、以下。

「自分は目を閉じないと視えないが、師匠は普通に目を開いたまま、いろいろなモノを視る事が出来た」

霊能者と云われる人達は、「見えないモノを視る」ことが出来る。武田惣角などもその様な能力を備えていたであろう逸話を少なからず残している。

このような超常的感覚を持つ事は、武道家にとって有利に働くのだろうか?

常人よりも余計に視えるもの、聞こえるもの、感じるもの等に対して、注意が逸れたり、意識が引っ張られたりしては、敵に対して隙をつくることにもなるから、「決して有利にはたらくとは言えない」と云うのが私の結論。

つまり、自身の感覚を自身で制御出来なくては元も子もない、と云う事。



 

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